明日14日(土)は、九州で局地的に滝のような雨が降り、大雨の恐れ。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や浸水害に警戒。15日(日)以降は、全国的に高温傾向。内陸部を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日の所も。万全な熱中症対策を。

●前半(14日~20日) 14日(土)は九州で大雨 土砂災害に警戒

明日14日(土)は梅雨前線が朝鮮半島付近まで北上するでしょう。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。このため、九州では、北部を中心に、夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や滝のような雨が降り、大雨となる恐れがあります。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

15日(日)にかけて、西日本や東日本の広い範囲で雨が降り、中国地方や四国、東海など局地的に雨量が多くなる可能性があります。関東でも雨脚の強まる時間があるでしょう。東北では、このタイミングで梅雨入りするかもしれません。

16日(月)も、九州や四国、北海道で雨の降る所がありますが、近畿から東北は晴れ間が広がるでしょう。17日(火)以降は、広い範囲で晴れる見込みです。

最高気温は、全国的に平年を上回るでしょう。15日(日)は九州から東海で30℃以上の真夏日の所が多く、16日(月)以降は、東北や北海道でも真夏日になる所がありそうです。東京都心は、連日、真夏のような暑さで、名古屋市は17日(火)から19日(木)にかけて35℃以上の猛暑日となる見込みです。厳しい暑さが続きますので、体調を崩さないように、暑さ対策を万全にしてお過ごしください。

●15日(日)以降 熱中症「危険」レベルの所も 万全な対策を

この先7日間の熱中症情報をみていきます。

15日(日)は名古屋や大阪、福岡で「厳重警戒」ランク、高知では最も高い「危険」ランクになるでしょう。16日(月)以降は、仙台でも「厳重警戒」ランクの日が続き、東京や名古屋、大阪、高知で「危険」ランクになる日がありそうです。

屋外では強い日差しを避けて、屋内では冷房を適切に使用して涼しい環境で過ごしましょう。また、のどが渇く前に、時間を決めてこまめに水分をとるなど、万全な熱中症対策が必要です。

もし、めまいや立ちくらみ、頭痛など熱中症を疑う症状がみられたら、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やし、水分を補給しましょう。たくさん汗をかいていたら、適度に塩分も補給してください。呼びかけても反応しない、まっすぐ歩くことができない、自力で水分補給ができない、などの症状がみられたら、すぐに救急車を呼んで、医療機関を受診してください。

●後半(21日~26日)  蒸し暑さレベルアップ

21日(土)以降は、北海道は晴れの天気が続く見込みです。東北も日差しが届き、関東や近畿、九州も晴れ間の広がる日が多いでしょう。東海や四国は雲が広がりやすく、23日(月)以降は、雨の降る日が多くなりそうです。

最高気温は平年より高く、九州から関東では、30℃以上の真夏日が続くでしょう。曇りや雨でも湿度が高く、かなり蒸し暑くなりそうです。日差しが少ない日でも、油断しないで、熱中症に十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士