今日12日は、日が差している関東や東海を中心に昨日11日に比べて気温が大幅に上昇中で、30℃に迫っている所があります。午後も室内ではエアコンを使用するなど暑さに十分な注意を。来週は太平洋高気圧が勢力を広げ、九州~東北まで真夏日が続き、35℃以上の猛暑日も。

●今日12日 関東など30℃以上の真夏日の所も

今日12日(木)は、日が差している関東や東海を中心に気温が上昇中です。
午後1時までの最高気温は神奈川県海老名市で29.4℃と30℃に迫る暑さです。群馬県伊勢崎市と東京都府中市ではいずれも28.5℃まで上がり、昨日11日より5℃以上高くなっています。
東京都心は27.5℃まで上がり、午後1時の湿度は50%です。梅雨入り直後で湿度も高いため、ムシムシとした暑さとなっています。室内ではこのあともエアコンを使用するなど暑さに十分な注意を行いましょう。

一方、西日本や北海道では曇りや雨で、気温が上がりにくくなっている所があります。札幌市は昨日11日(水)は25.7℃と夏日になりましたが、今日12日(木)午後1時までの最高気温は18.3℃と7℃以上も低い気温となっています。

●来週は本格的な暑さ 名古屋・奈良など今年初の猛暑日も

週末は日本海にのびる前線の影響で、広い範囲で雨が降り、雨量が増える恐れがあります。雨がザっと強まる時間もあり、いったん暑さはおさまる所が多いでしょう。

週明けは、太平洋高気圧が日本付近に勢力を広げる見込みです。
16日(月)以降は、九州から東北にかけての広い範囲で30℃以上の真夏日が続き、水曜日をピークに気温が上がる見込みです。近畿や東海、関東、東北の内陸部を中心に35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。今年は5月21日に岐阜県飛騨市神岡で最高気温が35.0℃まで上がり、今年全国で初めての猛暑日となりました。18日(水)は、名古屋市や奈良市でも35℃の予想で、新たに今年初めての猛暑日となる地点が出てくるでしょう。

まるで梅雨明けのような本格的な暑さが続くため、真夏並みの熱中症対策が必要です。

●真夏の熱中症対策を

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。

②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。

③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士