向こう一週間も、中国地方は気温変化が大きいでしょう。明日20日(火)は晴れて、30℃前後と7月並みの暑さとなりそうです。その後は湿気が多くなり、蒸し暑くなるでしょう。また、週末は20℃を少し超えるくらいとなり、半そでだとヒンヤリとする見込みです。暑さや気温変化で体調を崩さないよう、体調管理にお気をつけください。

●20日(火)~21日(水)は暖気流入

中国地方は、今日19日(月)は全般に晴れて、カラッとした暑さとなっています。
明日20日(火)も高気圧に覆われて、強い日差しがたっぷりと降り注ぐでしょう。更に、中国地方の上空1500m付近に7月中旬並みの暖気18℃前後(松江の平年:11.4℃)が流れ込む見込みです。晴れて、暖かな空気が流れ込む影響で気温が高くなり、最高気温は30℃前後となる見込みです。

21日(水)は暖かく湿った空気が流れ込み、夜には西日本の南岸に前線がのびるでしょう。天気は下り坂で、夕方には西から雨が降る見込みです。最高気温は25℃以上の夏日となり、日本海側では30℃くらいになるでしょう。瀬戸内側を中心に湿気が多くなるため、蒸し暑さが増し、体に堪える暑さになる見込みです。

まだ暑さに体が慣れていないため、熱中症に厳重に警戒してください。

●向こう一週間 天気変化が早く 寒暖差が大きい

向こう一週間、中国地方の広い範囲で雨が降るのは、21日(水)の夜から22日(木)の明け方にかけてと、24日(土)から25日(日)の朝にかけてとなりそうです。

また、22日(木)の最高気温は、瀬戸内側は30℃前後と蒸し暑いのに対し、日本海側は23℃くらいで、前日との寒暖差が大きいでしょう。更に、日本海側は23日(金)も日中はあまり気温が上がらず、24日(土)は瀬戸内側も含めて、最高気温が20℃を少し超えるくらいになる見込みです。半そでだとヒンヤリと感じられるでしょう。寒暖差が大きくなるため、体調管理にお気をつけください。

●熱中症を引き起こす条件

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士