4日(火)~明日5日(水)の朝にかけて、関東は広く雪に。山沿いだけでなく、南部の市街地でも大雪になる所も。都心でも積雪の恐れがあり、通勤や通学の際は交通機関への影響に注意。5日(水)は次第に天気が回復へ向かい、6日(木)と7日(金)は広く晴れる。8日(土)は再び曇りや雨となり、寒さも戻る。体調管理に注意が必要。

●5日(水)の朝にかけて広く雪 東京でも大雪になる恐れ

関東は、4日(火)~5日(水)朝にかけて、広い範囲で雪が降り、山沿いを中心に大雪になるでしょう。平野部でも降り方が強まり、大雪になる所がありそうです。

都心部でも、路面がうっすらと白くなるくらい雪の積もる所があるでしょう。場所によってはシャーベット状になることもありそうです。4日(火)の夜から5日(水)の朝にかけて気温が下がり、路面が凍結する恐れもあります。通行止めになる区間も増えそうです。電車やバスといった交通機関にも遅れがでたり、最悪の場合、運転見合わせになることも考えられますので、通勤や通学の際は時間に余裕を持ってお出かけ下さい。

各地で卒業シーズンとなっています。明日5日(水)に卒業式を迎える方は、足元が非常に悪くなりますが、一歩一歩着実に進むように心がけましょう。

●普段、雪の少ない所で「大雪」予想 特に注意すべき場所は?

普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。

1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。

これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。

●8日(土)は再び厳しい寒さに 11日(火)は広く春本番の陽気 花粉飛散が「本格化」

6日(木)と7日(金)は晴れる所が多くなりそうです。日中の厳しい寒さは緩み、日差しにホッとできるでしょう。

8日(土)は寒気や気圧の谷の影響で、広い範囲で冷たい雨が降るでしょう。山沿いを中心に雪となり、市街地でも再び雪になることもあります。最新の情報に注意が必要です。日中の気温もグッと下がり、10℃に届かない所が多いでしょう。昼間でも震える寒さになりますので、体調管理にご注意下さい。

9日(日)から11日(火)は、広い範囲で晴れるでしょう。日ごとに昼間は暖かくなり、11日(火)は上着いらずの陽気になりそうです。ただ、暖かくなると懸念されるのが、花粉です。非常に多く飛ぶエリアが増えてくるでしょう。花粉に敏感な方は、外出の際はマスクやメガネを着用するなど、対策は万全になさって下さい。また、帰宅の際は、玄関先などで、花粉を良く払い落してから、室内に入るように心がけましょう。

●外出時の花粉対策 服装編

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。以下のように、服装を工夫することで、花粉を防ぐ効果が期待できます。

① 洋服は、素材によって、花粉が付着しやすいものと、付着しにくいものがあります。一般的にウール製の衣類などは、木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

② 花粉が付着しやすいのは、洋服だけでありません。露出している頭や顔は、つばの広い帽子をかぶると、花粉が付着する量を少なくすることができます。髪の長い方は、まとめるだけでも、効果的です。また、手袋をすると、手に付着する花粉を減らすことができます。

情報提供元: tenki.jp日直予報士