明日3日の午後は東京都心でも積雪に 交通機関の乱れに注意
明日3日(月)は、関東では東京都心を含めて平地でも雪が降り、雪が積もる所があるでしょう。交通機関の乱れや足元には十分にご注意ください。
●東京都心も積雪の恐れ
明日3日(月)は、九州付近から本州の南岸にかけて、前線が延びるでしょう。関東甲信では早い所では今夜遅くから雨が降り出し、明日の朝にはほとんどの所で雨となりそうです。朝の通勤の通学の時間帯から傘が手放せないでしょう。昼ごろになると上空には強い寒気が流れ込む見込みです。図は上空700m付近の明日3日午後3時の気温の予想です。関東地方は南部の神奈川や千葉も含めスッポリと0℃以下の寒気が流れ込み、茨城県や東京都心はマイナス3℃以下となっています。そのため昼ごろからは雪が交じり始め、夕方ごろにかけて雪が続く恐れがあります。
関東北部や箱根から多摩地方にかけて、秩父などでは大雪に、都心など平地でも薄っすら雪が積もる可能性があります。東京は雪が積もると度々交通機関が大きく乱れ、雪や路面凍結による転倒が頻発します。車を運転する際は冬用のタイヤを装着し、時間に余裕を持って行動しましょう。場合によってはテレワークに切り替えるなど予定の変更もご検討ください。
また、今日2日(日)は今年一番の暖かさとなり、東京都心は最高気温が22.1℃と5月上旬並みとなりました。関東では多くの所で20℃前後まで気温が上がり、春本番のような陽気でしたが、明日は気温が一気に下がる見込みです。雪が降ると0℃近くまで下がる恐れがあり、今日との気温差が20℃近くになる所もある予想です。急激な気温の変化で体調を崩さないように十分にご注意ください。
●雪の降る量は?
[雪の予想]
3日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東地方北部の山地 20センチ
関東地方北部の平地 5センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 5センチ
関東地方南部の平地 3センチ
(東京23区) (1センチ)
甲信地方 25センチ
その後、3日18時から4日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東地方北部の山地 1センチ
関東地方北部の平地 1センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 1センチ
甲信地方 1センチ
その後、4日18時から5日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東地方北部の山地 30センチ
関東地方北部の平地 20センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 15センチ
関東地方南部の平地 5センチ
甲信地方 20センチ
●全国的に雨や雪 九州は激しく降る所も
前線や寒気の影響で、雨や雪の降る所が多くなるでしょう。特に前線に近く、湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定になる九州では、明日3日の朝にかけて雷雨や激しい雨の降る所がありそうです。
また、北陸では雨や湿った雪が降るため、雪どけが進むでしょう。この冬は平年より多く雪の積もっている所が多くなっています。屋根からの落雪やなだれに十分ご注意ください。
●普段は雪の少ない所で「雪」予想 特に注意すべき場所は?
普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。