関東 3日~5日頃は雪や雨 東京23区西部など平野部で積雪か 山地は大雪の恐れ
3月3日(月)から5日(水)頃にかけては前線や南岸低気圧の影響で、関東でも所々で雪が降るでしょう。東京23区西部など平野部でも積雪となる可能性があります。山地では大雪となる恐れもあります。
●前線や南岸低気圧 関東で雪の可能性
3日(月)は本州の南に前線が延びるでしょう。4日(火)から5日(水)頃は前線上の低気圧が本州の南岸沿いを東へ進む見込みです。寒気も流れ込むため、関東では雪や冷たい雨となるでしょう。
関東北部・南部ともに山地では断続的に雪が降り、大雪となる恐れがあります。東京23区西部など平野部でも雪が降り、積雪となる所があるでしょう。積雪や路面の凍結に注意が必要です。
●3日(月) 山地を中心に雪
3日(月)は関東では未明から雨が降りだし、気温はだんだんと低下する見込みです。山地では次第に雪に変わり、平野部では日中は本降りの雨となるでしょう。昨日2日(土)の予想とは変わり、夜は次第に雨や雪の降り方は弱まり、北部から次第にやむ見込みです。ただ、まだ予想に幅があるような状況ですので、雪のエリアや降り方が変わる可能性があります。最新の情報にご注意ください。
●4日(火)から5日(水)朝にかけて雪エリア拡大か
4日(火)の午前中は雨や雪がやむ所が多いでしょう。ただ、午後は次第にまとまった雨雲や雪雲が関東にかかりそうです。平野部では雨が降りだし、夜は内陸部から雪に変わるでしょう。5日(水)の朝にかけて東京23区などでも降り方が強まる可能性があります。積雪や路面の凍結に注意が必要です。山地では北部、南部ともに雪が強まり、大雪となる恐れがあります。
降水量が多いため、雪になった場合は雪の降る量が多くなる可能性があり、注意が必要です。
なお、関東の雪の予想は気温の少しの変化、低気圧の進路や発達具合、寒気の流れ込み具合によって、雪のエリアや雪の降る量が大きく変わります。今後も最新の気象情報をご確認ください。
●普段は雪の少ない所で「積雪」予想 お出かけ前の注意点は?
今回は、関東など、普段、あまり雪の降らない所で積雪が予想されます。そこで、お出かけ前に注意していただきたいことが4つあります。
(1)時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。
(2)滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。
(3)歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。
(4)両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。
●普段は雪の少ない所で「積雪」予想 特に注意すべき場所は?
普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。
久しぶりの雪ですが、これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。