空気の乾燥が続き、全国各地で火災が相次いで発生。昨日26日までの30日間降水量は、関東や東北の太平洋側を中心に平年比10%以下も。大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市は3.5ミリしか雨が降っておらず平年比8%。火災の発生しやすい条件が続くため、火の元に注意。

●今日27日 太平洋側に広く乾燥注意報

太平洋側を中心に空気の乾燥した状態が続き、全国各地で火災が相次いで発生しています。
昨日26日(水)までの30日間降水量は、関東甲信や東北の太平洋側を中心に平年比が10%以下になるなど、大幅に少なくなっている所があります。

昨日26日(水)から今日27日(木)に大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市はここ30日間の降水量が3.5ミリで、平年比はたった8%となっています。

今日27日(木)午前11時現在、北海道から四国地方の太平洋側と九州の広い範囲に乾燥注意報が発表されていて、岩手県大船渡市では2月13日(木)から15日連続で乾燥注意報が発表中です。なお、東京23区も同じく今日で15日連続、乾燥注意報が発表中です。

●週末にかけて空気の乾燥続く 火災に注意

3月に入ると、雨や雪の降る日が増える見込みです。
今夜から明日28日(金)にかけては九州で雨の降る所がありますが、降っても一時的で量は少ないでしょう。
3月1日(土)にかけては、広い範囲で晴れて、空気の乾燥が続きます。
2日(日)は、九州から東海まで雨の範囲が広がるでしょう。3日(月)は関東甲信や北陸も冷たい雨が降り、内陸部を中心に雪の降る所もある見込みです。東北は4日(火)にはようやく雨や雪が降るタイミングとなりそうです。

週末にかけては、広い範囲で火災の発生しやすい条件が続き、東北は3日(月)頃まで雨や雪が降らず、空気の乾燥が続くでしょう。火の元に十分にご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士