今週末にかけて日に日に気温が上昇し、3月1日(土)と2日(日)は東京都心や福岡市などで最高気温が20℃以上になるでしょう。ただ、このまま季節が進むわけではありません。4日(火)と5日(水)頃は南岸低気圧の影響で関東で雪が降る可能性も。再び厳しい寒さになりそうです。

●今週末にかけて日に日に気温が上昇　春本番の暖かさ

今日25日(火)、長く列島に居座った寒波は撤退しました。今週末にかけては季節先取りの暖気が流れ込み、気温が大幅に上昇する見込みです。

最高気温は平年を上回り、札幌市でも28日(金)は10℃まで上がるでしょう。仙台市や金沢市では28日(金)から3月2日(日)頃は15℃くらいまで上がりそうです。日本海側では平年を上回る積雪の所が多くなっています。雪解けによる道路の冠水や雪崩、屋根からの落雪にご注意ください。

東京都心では春本番の暖かさとなり、3月1日(土)と2日(日)は20℃以上と4月下旬並みの暖かさとなるでしょう。福岡市でも20℃以上となりそうです。昼間は上着がいらないくらいとなるでしょう。スギ花粉がピークを迎えますので、花粉症の方は万全な対策が必要です。

●4日(火)頃は関東で雪か　再び真冬並みの寒さ

ただ、このまま季節が進むわけではなさそうです。

3月2日(日)は西から前線が延びてくるでしょう。3日(月)から4日(火)頃にかけては前線上を低気圧が進む予想です。九州から東海にかけて広く雨が降るでしょう。関東では4日(火)頃は平野部でも雪が降る可能性があります。まだ予想に幅があるような状況ですので、最新の予報をご確認ください。

4日(火)は東京都心の最高気温は6℃と厳しい寒さになるでしょう。名古屋市や大阪市も10℃に届かず、再び真冬並みの寒さとなりそうです。日々の寒暖差がかなり大きくなりますので、服装で上手に調節してください。

●3月5日(水)頃からも太平洋側で雨や雪が降りやすい

3月5日(水)も九州から東海は広く雨、関東や東北南部は雪や雨が降るでしょう。6日(木)以降も太平洋側でたびたび雨が降りそうです。東北や北海道は雪が降る日が多いでしょう。

最高気温は、東京都心で5日(水)は10℃に届かず、厳しい寒さでしょう。6日(木)以降も平年より低い日が多いですが、9日(日)以降は平年並みか高くなりそうです。

季節は一進一退。寒暖差が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士