24日(月・振替休日)は冬型の気圧配置が続き、西日本を中心に強い寒気が流れ込みました。熊本市では積雪1センチを観測。2020年12月31日以来、5年ぶりの積雪となりました。

●熊本市で積雪1センチ 2020年の冬以来5年ぶり

今日24日(月・振替休日)は冬型の気圧配置が続いて、西日本を中心に強い寒気が流れ込んでいます。
九州地方では、対馬海峡沿岸や東シナ海沿岸を中心に雨雲や雪雲がかかりました。

熊本市では、午前7時に積雪1センチを観測しました。
熊本市の積雪は、2020年12月31日に1センチを観測して以来、5年ぶりのこととなります。
そのほか、九州地方では長崎市でも積雪1センチを観測しました。

●路面の凍結 特に注意すべき所は

明日25日(火)の九州地方は午前中を中心に晴れて、風は穏やかになるでしょう。
朝は放射冷却が強まってけさよりも冷え込み、最低気温は福岡市で0℃、熊本市は-4℃、鹿児島市は-1℃の予想です。

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

そのほか、水道管の凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時)の恐れもあります。
事前に、水道管の中から水を抜いておきましょう。
また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士