日本海側を中心に雪や雨 冬型の気圧配置が続く 22日頃から再び強烈寒気 冬の嵐か
今日15日(日)も寒気が流れ込んでいます。北海道や東北は広く雪が降り、北陸から山陰は山沿いを中心に雪が降っています。今夜から17日(火)頃にかけては日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の影響で、北陸付近は雨や雪が強まる所があるでしょう。18日(水)以降も冬型の気圧配置が続き、22日(日)頃から再び強い寒気が流れ込む見込みです。
●今日15日 冬型の気圧配置 日本海側を中心に積雪増
今日15日(日)も冬型の気圧配置となっており、寒気が流れ込んでいます。また、低気圧が北日本付近を通過しています。
北海道や東北は広く雪雲がかかり、北陸から山陰も山沿いを中心に雪が降っています。
14時までの24時間降雪量の最大値は長野県小谷村で35センチ、長野県信濃町、北海道美唄市で32センチ、岐阜県郡上市の長滝で28センチとなっています。
また、14時までの最深積雪は青森県八甲田山系の酸ヶ湯で171センチと平年のおよそ1.6倍、北海道幌加内町朱鞠内で131センチと平年のおよそ1.2倍となっています。
●今夜から17日(火) 大気の状態が非常に不安定
このあとも、北海道や東北は広く雪が降るでしょう。
また、今日15日(日)夜から17日(火)にかけては「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※」が発生し、北陸付近にまとまった雨雲や雪雲が流れ込む見込みです。大気の状態が非常に不安定になるため、落雷や突風、ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意が必要です。北陸の平地ではこれまでの雨で土砂災害の危険度が高くなっている所があります。土砂災害に注意・警戒が必要です。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲や雨雲が発達しやすくなり、その雪雲や雨雲が次々と流れ込むと、大雪や雨量が多くなることが多々あります。
●22日(日)頃から冬型の気圧配置が強まる
18日(水)以降も冬型の気圧配置が続き、日本海側は断続的に雪が降るでしょう。21日(土)は本州付近を低気圧が通過し、22日(日)頃から冬型の気圧配置が強まりそうです。上空1500メートルでマイナス6℃以下の平地で雪が降る目安の寒気が西日本まで南下する見通しです。
北海道や本州の日本海側は雪が降り、降り方が強まる可能性があります。風も強まり、荒れた天気となる恐れもあります。最新の気象情報にご注意ください。