北海道では今日10日日中は晴れ間の出ている所が多くなっていますが、今夜からは道北や道央を中心に広く雪が降り出すでしょう。
明日11日から明後日12日にかけては雪の降り方が強まり、局地的な大雪となる恐れがあります。沿岸では風が強まり、ふぶく所もありそうです。また、寒さも再び強まり、12日は広い範囲で最高気温も氷点下にとどまり、真冬日となるでしょう。大雪やふぶきによる交通への影響や体調管理に十分注意して下さい。

●2日間で50cmを超える大雪の可能性も

北海道では、今夜(10日)から明日11日朝にかけて通過する気圧の谷と、その後の冬型の気圧配置の影響で明後日12日にかけて道北や道央を中心に雪が降りやすくなるでしょう。沿岸では風も強まり、ふぶく所もある見込みです。特に冬型の気圧配置となる明日日中以降は、風向きがあまり変わらず、同じような所で雪が続き、雪の量が多くなる可能性があります。
雪の中心は道央の石狩北部から空知地方、道北の留萌地方から上川地方で、1日で20cmから30cm、2日間の合計では50cmを超える大雪となる恐れがあります。札幌市内では、中心部の雪の量は多くならない見込みですが、北区や東区方面、南区の定山渓方面など、市内の多い所では合計で20cm前後の雪が降るでしょう。積雪が増えたり路面が凍結するなど路面状態が悪くなることで渋滞が発生するなど、交通への影響も考えられます。最新の気象情報や交通情報に注意し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

●道北は最高気温でもマイナス5℃? 12日から厳しい寒さに

11日以降は上空の寒気が次第に強まり、11日夜には真冬並みの寒気が入るでしょう。その影響で、特に12日からは寒さが厳しくなる見込みです。日中でも気温は0℃に届かず、広く真冬日となるでしょう。
12日は稚内や旭川などの道北では最高気温でもマイナス5℃と、地域によっては日中でも水道凍結が発生する恐れがあるほどの気温が予想されています。札幌でマイナス2℃、北見でマイナス3℃など、その他でも今シーズン一番の寒さとなる所が多くなりそうです。
また、13日以降もしばらく寒さが続くため、体調を崩さないよう十分注意して下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士