今日10日は、晴れている所も気温の上がり方はにぶく、全国的に12月らしい寒さとなっています。東京都心は良く晴れていますが、空気は冷たく感じられます。午後も暖かくして、お過ごしください。明日11日は北風が強まり、一層寒く感じられる所があるでしょう。

●今日10日 全国的に師走らしい寒さ

今日10日、日本付近は弱いながら西高東低の冬型の気圧配置となっています。
日本海側は雲が多く、北陸を中心に雨の所があるほかは、晴れのエリアが広がっています。

晴れている所も気温の上がり方はにぶく、全国的に12月らしい寒さとなっています。
午前11時までの最高気温は、札幌市で2.6℃、新潟市で8.5℃、仙台市で9.4℃など東北南部や北陸は10℃に届いていません。

関東から九州にかけても11℃くらいの所が多くなっています。
東京都心は良く晴れていますが、午前11時までの最高気温は11.9℃と空気が冷たく感じられます。

全国的に12月らしい寒さとなっていますので、午後も暖かいコートやマフラーを着用するなどしっかり寒さ対策をなさってください。

●明日11日 冬型強まる 北風一層冷たく

明日11日は冬型の気圧配置が強まる見込みです。
北海道や東北の日本海側は再び雪が強まり、吹雪く所もあるでしょう。北陸は今日10日に続き、雨が降ったりやんだりで、雷を伴う所がある見込みです。新潟県ではこれまでの雨で地盤が緩み、土砂災害が発生しやすくなっている所がありますので、警戒してください。山陰や九州北部は夜は所々で雨が降るでしょう。
一方、太平洋側は広く晴れる見込みです。

最高気温は今日10日よりも西日本や東日本を中心に高くなる所があるでしょう。ただ、全国的に今日10日よりも北風が強まる分、体感温度は低く、その分寒く感じられそうです。

●今週末は真冬のような寒さも

13日は、太平洋側も雲が広がり、冷たい雨が降る可能性があります。昼間も気温が上がりにくく、東京や名古屋は最高気温が10℃どまりです。

また、冬型の気圧配置が強まる14日は全国的に北風が強まり、厳しい寒さとなるでしょう。新潟は5℃、大阪は9℃の予想です。
15日にかけて広い範囲で年末年始の頃の寒さとなり、真冬のような寒さになる所もありそうです。

朝晩も一段と冷え込みが強まるでしょう。週末は屋外はもちろんのこと、家の中で過ごす場合も寒さ対策を行いましょう。

●ヒートショックを防ぐ4つのポイント

冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントを覚えておいてください。

① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。
② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。
③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。
④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士