今日9日(月)、大雪のピークは過ぎましたが、北日本の広い範囲で雪が積もっており、東日本や西日本の山沿いでも積雪している所があります。今後も北日本を中心に雪による道路への影響は続く見込みで、11日(水)以降は影響を受けるエリアが東～西日本にも拡大するでしょう。

●9日　北日本は広い範囲で積雪続く　東～西日本も山間部で積雪

今日9日(月)、大雪のピークは過ぎましたが、北日本では広い範囲で積雪の状態が続いています。午前10時現在の積雪の深さは、酸ケ湯(青森)で125センチ、朱鞠内(北海道)で80センチなどとなっています。東日本や西日本も山間部を中心に積雪が残っていて、津南(新潟)の積雪の深さは53センチ、大山(鳥取)は13センチです。

●今日9日～明日10日　北日本の日本海側中心に降雪

今日9日(月)から10日(火)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が続くでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃の寒気は、西日本や東日本からは抜けますが、北日本には居座る見込みです。そのため北海道や東北の日本海側を中心に、引き続き、雪の降る所があるでしょう。山沿いの地域は気温が低いため、積もった雪が解けにくい見込みです。

●北日本中心に道路に影響あり　11日以降は影響エリア拡大

これまで積もった雪の影響で、北日本を中心に、道路では、圧雪やシャーベット状、凍結など、路面の悪化した状態の続く所がある見込みです。

また、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が続いていますが、11日(水)ごろから次第に冬型が強まり、上空の強い寒気が南下する見込みです。11日(水)以降は、日本海側の地域を中心に雪の降るエリアが拡大しそうです。北日本だけでなく、東～西日本でも雪による路面悪化や吹雪による視界不良となる所が増えるでしょう。

さらに14日(土)からの週末は、平地でも雪の降る所が増えるため、道路への影響の度合いがさらに大きくなるおそれがあります。車でお出かけの際は、事前にしっかりと道路状況や気象情報を確認してください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士