この先2週間の天気と気温です。東海地方では、冬の天気分布となる日が多く、岐阜県山間部は、雪が降りやすいでしょう。週末からは、更に強い寒気が流れ込むため、晴れる太平洋側も厳しい寒さとなりそうです。

●9日(月)は名古屋で初霜を観測 10日(火)以降も厳しい冷え込み続く

東海地方は、7日(土)頃から冬本番の寒さとなっています。今朝(9日)の最低気温は、名古屋で2.4℃を観測するなど、今季一番の冷え込みとなった所が多くなりました。名古屋では、初霜を観測しています。

最低気温(今日9日午前9時まで)
名古屋:2.4℃(平年差-1.9℃)
岐阜 :0.6℃(平年差-3.3℃)
津  :4.6℃(平年差-0.8℃)
静岡 :2.5℃(平年差-3.0℃)

この先も、寒気が強弱をつけながら居座るため、厳しい冷え込みが続くでしょう。特に、15日(日)の最低気温は、名古屋で1℃、豊橋で0℃まで下がる見込みです。朝晩は、万全な寒さ対策でお過ごしください。

●冬の天気分布の日が多いも 13日(金)は広く天気が崩れそう

しばらく冬の天気分布が続く見込みです。12日(木)頃にかけて、西高東低の冬型の気圧配置が続くため、太平洋側の地域は大体晴れて空気が乾燥するでしょう。岐阜県山間部では、雪の降る時間はあるものの、大雪の心配はない見込みです。積雪となっている地域では、引き続き、路面の凍結に注意してください。

13日(金)は、次第に天気は下り坂となるでしょう。日本海の気圧の谷や、東海地方沿岸を通過する低気圧の影響を受けそうです。早い所では朝から雨や雪が降りだし、夕方以降は広く雨や雪となる見込みです。
名古屋など平野部では、冷たい雨となるでしょう。岐阜県山間部以外に、普段あまり雪が降らない、静岡県の富士山周辺や、伊豆の天城山周辺などでも積雪の可能性があります。早めに雪への対策を行うようにしてください。

14日(土)は、雨や雪を降らせた低気圧が日本の東へ遠ざかり、冬型の気圧配置が強まる見込みです。一段と強い寒気が流れ込むため、岐阜県山間部は雪の降り方が強まるでしょう。週明けにかけて、雪の量が多くなる可能性があります。今後の降雪情報に注意が必要です。

●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。

●2週間天気後半:17日(火)~22日(日) 冬の天気分布 この時期らしい寒さ続く

17日(火)以降も、冬の天気分布が続くでしょう。太平洋側では晴れる日が多く、空気が乾燥する見込みです。火の取り扱いに十分注意してください。名古屋は、傘マークがついている日がありますが、にわか雨程度でしょう。岐阜県山間部は、曇りや雪の日が続く見込みです。この時期らしい寒さの日が多くなりそうです。風邪をひかないよう、体調管理に気をつけましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士