東海地方は、今週は日に日に寒さが増していますが、週末は強い寒気の南下で冬本番の寒さがやってきそうです。また、岐阜県山間部は、8日(日)頃まで雪が降りやすく、降り方が強まる時間もありそうです。峠道を通られる予定の方は、最新の雪情報に注意してください。

●週末にかけて冬の天気分布

東海地方は、週末にかけて冬型の気圧配置が続くため、太平洋側の地域は大体晴れて空気が乾燥するでしょう。岐阜県山間部は、上空に強い寒気が流れ込むことや、気圧の谷が次々と通過するため、雪が降りやすくなる見込みです。今日5日は雪の量はまだ少ないですが、明日6日から8日(日)は断続的に雪が降り、降り方が強まる時間があるでしょう。

●明日6日の予想24時間降雪量

週末にかけて日ごとの降雪情報、道路状況に注意が必要です。週末は、強い寒気の影響で更に気温が下がるため、これまで雪で降らなかった山でも、降雪となる所があるでしょう。峠道を通られる予定の方は、冬用タイヤへの交換など、冬支度を整えておくようにしましょう。雪道は慎重に運転するように心がけてください。

※予想降雪量は、実際に積もる雪の量ではありません。

●シーズン最初の雪 慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

●冷え込み強まる 寒さ対策を万全に

7日(土)は、二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」です。本格的に冬の到来を感じ始める頃ですが、今年は暦通り、週末から冬本番の寒さがやってきそうです。8日(日)頃から冷え込みが一層強まり、来週にかけて厳しい冷え込みが続くでしょう。高山では、8日(日)から氷点下の冷え込みとなり、冬日が続く見込みです。
昼間の寒さは8日(日)がピークで、最高気温は名古屋で11℃、岐阜で9℃までしか上がらない予想です。風を通しにくい暖かい服装でお過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士