今日17日の道内は、道東方面を中心に気温が上がり、津別(網走地方)では最高気温が11月の統計史上最も高い20.9℃まで上がりました。今夜から明日18日にかけては上空に真冬のような寒気が流れ込むため、一気に気温が低くなります。道北などでは今シーズン初の真冬日となる地点もありそうです。また、明日は道北や道央を中心に本格的な冬の雪となる見込みです。大雪や吹雪、吹きだまり、路面凍結による交通障害に注意して下さい。

●津別では11月の統計史上最高気温 道内で11月後半の20℃以上は珍しい

今日17日は、北海道付近を寒冷前線が通過し、寒冷前線の東側ではこの時期としては非常に暖かい空気が流れ込みました。道東方面では最高気温が20℃を超えた地点もありました。午後3時現在、道内で最も気温が上がった津別(網走地方)では最高気温が20.9℃となり、1988年からの統計史上11月としては最も高い気温となりました。

なお、統計史上、道内で11月後半に20℃以上となったのは、これまでに2020年11月19日の江差(檜山地方)、11月20日の斜里町宇登呂(網走地方)と広尾(十勝地方)、2023年11月23日の札幌市手稲山口(石狩地方)の3回しかなく、今日で4回目となりました。近年は11月後半になっても20℃以上の日がある年が多くなってきていますが、今日は午後3時までで10地点が20℃以上となりました。

●明日18日は冬型の気圧配置 今シーズン初めての真冬日も

明日18日の道内は一気に寒くなります。北海道付近は冬型の気圧配置となり、上空には真冬のような寒気が流れ込むでしょう。

道北や道央を中心に雪が降り、沿岸などでは強い風を伴ってふぶく恐れがあります。日中も気温が上がらず、稚内(宗谷地方)では最高気温がマイナス1℃予想など、日最高気温が0℃未満の真冬日となる地点もでてきそうです。もし真冬日の地点があれば、今シーズンの道内では初めてのこととなります。

●本格的な冬道による交通障害に注意

また、道北幌加内町方面や留萌付近、道央の石狩湾から夕張方面にかけてを中心に、局地的に大雪となる恐れもあります。

その他でも、今日は道内広く雨が降りましたが、明日一気に気温が下がるため、雪の少ない地域でも凍結路面となるでしょう。慣れない冬道となるため、車の運転の際は十分に減速し、大雪や吹雪、吹きだまり、路面凍結による交通への影響に注意して下さい。路面状況により交通機関などが乱れる可能性もあるため、明日の外出は時間に余裕をもった方がよさそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士