台風25号 17日は先島諸島の南で停滞 沖縄で影響長引く 警報級大雨の恐れも
台風25号は明日15日にかけてフィリピンの東を北上し、17日は沖縄の先島諸島の南でほとんど停滞。16日から17日頃にかけては予報円が大きく、まだ進路が定らないため動向に注意。沖縄の本島地方では、16日から17日頃にかけて警報級の大雨が続くなど影響が長引く恐れ。
●台風が3つ存在 台風25号の影響に注意
今日14日(木)午後3時現在、11月半ばだというのに、台風が3つ存在しています。
台風23号は、南シナ海でほとんど停滞していて、明日15日(金)までには熱帯低気圧に変わるでしょう。
台風24号は、フィリピンの東で明日15日(金)には「強い」勢力に、16日(土)には「非常に強い」勢力に発達する見込みです。17日(日)にフィリピンを直撃した後、19日(火)にかけて南シナ海を西寄りへ進むでしょう。日本に直接の影響はありませんが、船でこの方面へ移動する方は、最新情報をご確認ください。
注意が必要なのが、台風25号です。台風25号は午後3時現在、「強い」勢力で、フィリピンの東を北上中です。この先、ゆっくりと台湾方面へ北上し、勢力は次第に衰えるでしょう。
予報円はまだ広く進路が定まっていませんが、17日(日)は沖縄・先島諸島の南でほとんど停滞する見込みです。18日(月)には熱帯低気圧に変わるでしょう。
沖縄では台風の影響が長引く恐れがあります。
●16日~17日頃 先島諸島で大しけ 沖縄本島で警報級の大雨の恐れ
沖縄では台風25号周辺の湿った空気が流れ込むため、明日15日(金)も断続的に雨で、夕方以降は局地的に雨が強まるでしょう。
台風25号の接近に伴って、16日(土)は先島諸島を中心に雨や風が強まり、荒れた天気になる所が出てきそうです。
なお、16日(土)から17日(日)にかけては、沖縄本島地方では雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる恐れがあります。早めにできる備えを行って、安全にお過ごしください。
なお、先島諸島では今日14日(木)からうねりを伴って波が高くなり、16日(土)からはしける見込みです。高波に十分注意し、海岸付近には近づかないでください。また、台風の進路等によっては、17日(日)頃は大しけとなる恐れがあります。
明日15日(金)、宮古島地方では、高潮に注意が必要です。明日15日(金)に予想される最高潮位は、宮古島地方で標高1.3メートルとなっています。海岸や河口付近の低い土地では高潮による浸水や冠水に注意してください。
なお、奄美や九州南部にも台風の湿った空気が流れ込むため、雨が続くなど影響が出る恐れがあります。情報に十分ご注意ください。