9日2時40分、奄美地方に「大雨特別警報」が発表されました。これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況ですので、ただちに命を守る最善の行動をとってください。9日の日中にかけても大雨が続く恐れがあります。

●奄美地方(与論町)に「大雨特別警報」 既に災害が発生している可能性も

9日2時40分、奄美地方の与論町に大雨特別警報が発表されました。奄美地方では、これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。ただちに命を守る最善の行動をとってください。

与論町では午前1時までの12時間雨量が463.0ミリと、観測史上1位の記録を大幅に更新しています。

また、沖縄本島北部にも9日0時7分頃に線状降水帯による大雨となり、「顕著な大雨に関する気象情報」が発表されました。

9日の日中にかけても沖縄本島や奄美地方では活発な雨雲がかかる予想で、雨量が更に増える恐れがあります。

あわてて避難することは危険な場合もあります。身の危険を感じるような雨の降り方だったり、道路が冠水したりしている場合など、どうしても屋外に避難することが難しい場合は、斜面とは反対側の2階以上に移動するなど「垂直避難」を検討してください。

●「大雨特別警報」とは

特別警報とは、重大な災害が発生するおそれが著しく大きいときに、市町村単位で発表されるものです。中でも、大雨特別警報は、台風や集中豪雨により、数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合に発表します。ただ、大雨特別警報が発表されたときには、すでに何らかの災害が発生して避難が困難となっているおそれがあります。命を守ることを第一に、行動してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士