今日27日の午後は、低気圧や前線の影響で雨の範囲が広がりそう。夜からは近畿や東海などで激しい雨が降り、北陸を中心に雨量が多くなる予想。道路の冠水や落雷、突風などに注意。日中は気温が上がり、関東から西で夏日の所も。服装でうまく調節を。

●午後は雨の範囲が広がる　局地的に激しい雨

今日27日は、東シナ海から本州の南にのびる前線が西日本を北上し、低気圧が北日本に近づく予想です。午後は雨の範囲が広がり、明日28日の朝にかけて雨の降る所が多いでしょう。北陸など、断続的に発達した雨雲がかかる所もあり、まとまった雨になりそうです。

【今日27日の天気】
沖縄は、おおむね晴れるでしょう。ただ、朝晩を中心に所々で雨が降りそうです。

九州や四国、中国地方は朝から所々で雨が降っていますが、雨の範囲が広がるのは夕方以降。雨脚が強まることもあるでしょう。近畿や東海、北陸は晴れ間があっても、天気は下り坂となりそうです。夜は各地で雨が降り出し、局地的には激しい雨が降るでしょう。アッという間に道路が冠水するおそれもあります。

関東甲信や東北、北海道は、昼頃にかけて晴れる所が多いでしょう。ただ、次第に雲が増えて、夜はあちらこちらで雨が降りそうです。時間が遅くなるほど雨の範囲が広がるでしょう。

●日中は気温上昇　最適な服装は

今日27日の朝にかけては、北海道で冷え込みが強まり、網走では「初霜」が観測されました。平年より1日遅く、昨年より9日早い初霜です。午前8時までの最低気温は稚内市の沼川でマイナス2.7℃、幌加内町の朱鞠内でマイナス2.2℃と、今シーズン一番の冷え込みとなりました。午前8時までに最低気温が0℃未満の冬日になったは、全国のアメダスで44地点(富士山除く)です。

ただ、日中は日差しや南から暖かい空気が流れ込むため、各地で気温が上がるでしょう。最高気温は、昨日26日と同じくらいか高い所が多い見込みです。九州から関東、北陸は25℃前後の所が多く、ムシムシと感じられるでしょう。東北は22℃前後、北海道は18℃くらいまで上がる所もあり、この時期としては気温の高い状態が続きそうです。

服装指数は、予想気温からどのような服装が適しているか提案するものです。今日27日は、朝と夜にジャケットやコートが必要なくらいでも、日中は薄着で過ごせる所が多いでしょう。脱ぎ着のしやすい服装がオススメです。人により暑さや寒さの感じ方が異なりますが、服装選びの参考にしてください。

●激しい雨って　どんな雨?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上～50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性があり、注意が必要です。

情報提供元： tenki.jp日直予報士