明日25日(金)は、沖縄・奄美は朝まで局地的に激しい雨。すでに雨量が増えているため、土砂災害など十分な警戒を。太平洋側ほど雲が多く、所々で雨。26日(土)から27日(日)にかけて西から雨のエリアが広がり、局地的に強まる。週明けは、新たに発生する台風21号の動向に注意を。

●明日25日(金)　太平洋側ほど曇りや雨　関東は夏日解消へ

明日25日(金)にかけて、太平洋沿岸には前線が停滞するでしょう。日本海側ほど高気圧圏内で晴れますが、太平洋側ほど暖かく湿った空気の影響を受けて、雲が広がる見込みです。

台風20号周辺の湿った空気の流れ込みが続く沖縄や奄美は、明日25日(金)も午前を中心に雨が降り、局地的に激しい雨が降るでしょう。沖縄では本島地方を中心に24時間で200ミリを超える大雨となっている所があります。今夜は安全な所で過ごし、朝にかけては引き続き、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水などに警戒してください。
九州南部は断続的に雨でしょう。四国から関東の太平洋側も雲が多く、所々で雨になりそうです。長時間降り続く所はなさそうですが、外出の際は雨具があると安心です。

明日25日(金)朝は、北海道や東北では冷え込みが強まり、最低気温は北海道や東北北部で10℃を下回るでしょう。
日中も、北海道や東北では今日より3度くらい低くなりそうです。今日24日、東京都心は今年153回目の夏日となりましたが、明日は暑さがおさまり23℃くらいにとどまるでしょう。東海以西は25℃以上の所が多く、日中の暑さが続く見込みです。

●週末～週明け　本州南岸に前線停滞　新たな台風の発生も

この先の週間天気図を見ると、週末から週明けにかけて、太平洋沿岸には前線が停滞するでしょう。
26日(土)～27日(日)にかけては、前線が北上するため、太平洋側だけでなく日本海側も雨のエリアが広がりそうです。

そして、週明けもしばらく太平洋沿岸には前線が停滞しやすい状況が続くため、すっきりと晴れる所は少ないでしょう。

●新たに発生する台風21号　来週にかけて動向注意

今日24日(木)午前9時、マリアナ諸島に発生した熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達する見込みです。発生すれば、台風21号となり、今月3つ目の台風となります。※10月の台風発生数の平年値は3.4個でほぼ平年並みです。

今後の進路はまだ定かではありませんが、来週にかけて沖縄の南の海上を西寄りへ進むでしょう。
29⽇(火)頃からは、再び、沖縄や奄美に熱帯低気圧の周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで、まとまった雨をもたらす恐れがあります。
台風の最新情報に十分注意し、早めの備えを行ってください。本州に影響が出ることも考えられますので、今後の動向に十分ご注意ください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士