3連休 全国的に秋晴れ 朝晩と日中との気温差は10℃以上の所も 紅葉の見頃は?
明日12日(土)から3連休は、広い範囲で秋晴れ。関東から西では、最高気温が25℃以上の夏日が続出し、朝晩と日中との気温差は10℃以上の所も。服装でうまく調節を。朝晩の冷え込みで紅葉が進む所では、紅葉狩り日和に。
●3連休は広く秋晴れ
明日12日(土)からの3連休、日本列島は移動性の高気圧に覆われるでしょう。全国的に晴れて、行楽日和となりそうです。ただ、高気圧の中心が北日本を通るため、東日本や西日本の太平洋側を中心に湿った空気の影響を受けるでしょう。
明日12日(土)の午後は、東海や関東甲信の山沿いを中心に、にわか雨の所がありそうです。一時的に雨脚が強まるおそれもありますが、雨の降る範囲は狭く、日中は晴れる所が多いでしょう。北海道も夜は気圧の谷の影響で、北部や南西部で雨の降る所がありそうです。沖縄は、朝晩を中心に所々で雨が降るでしょう。
13日(日)は3連休の中でも、一番安定した秋晴れとなりそうです。風も穏やかでしょう。14日(月)スポーツの日も広い範囲で晴れますが、西日本は天気がゆっくり下り坂となりそうです。九州や四国の太平洋側などで雨の降る所があるでしょう。
●朝・昼・夜で気温差大きい 服装の目安
日差しで日中は気温が上がるため、朝晩と日中との気温差が10℃以上の所が多くなりそうです。内陸ほど気温差が大きいでしょう。
最高気温は全国的に平年より高く、沖縄は連日30℃以上の真夏日の予想です。九州から東海は28℃前後の所が多く、13日(日)は高知で29℃と、30℃に迫る所もあるでしょう。カラッとした暑さですが、こまめに水分をとるなど熱中症対策を心がけてください。
関東は25℃くらい、東北も25℃以上の夏日になる所がありそうです。北海道は20℃前後の所が多く、日差しのもとでは過ごしやすいでしょう。昼間は長袖シャツ一枚など、薄着で過ごせるくらいです。
一方、最低気温は平年並みの所が多く、朝晩は内陸ほど冷えるでしょう。九州から関東では15℃から18℃くらいの所が多く、北陸は15℃を下回る日も。東北南部は13℃前後の所が多く、東北北部や北海道は市街地でも10℃を下回り、暖房が欲しいくらいの冷え込みの所もあるでしょう。気温差5℃で服装一枚分に相当すると言われています。重ね着などで、うまく調節してください。
●紅葉 見頃の所は?
今日11日(木)午後4時現在、気象台から「カエデの紅葉」「イチョウの黄葉」の発表はありませんが、北海道や本州の標高の高い所では見頃を迎えている所があります。
全国各地の紅葉の見どころから日々報告されてくる紅葉の色づき情報(上の図)では、北海道の道東で「紅葉見頃」、北海道の道央や道南、青森県、岩手県、山形県、長野県では「色づき始め」となっています。青葉の地域でも、立山・室堂平や乗鞍スカイラインなど、見頃になっている所もあります。
標高が100メートル高くなると、気温は地上よりも約0.6℃低下します。ヒンヤリした風が吹くと、体感温度も下がります。出かける場所に合わせて、暖かくして紅葉を楽しんでください。