3連休の天気と気温です。東海地方は、広く晴れて行楽日和となるでしょう。一日の気温差が大きいため、服装選びは慎重になさってください。連休明けは、短い周期で天気が変わる見込みです。

●3連休 移動性高気圧に広く覆われ 行楽日和に

明日12日からの3連休は、日本付近は移動性の高気圧に広く覆われる見込みです。広い範囲で晴れて、行楽日和となるでしょう。朝晩を中心に、湿った空気の影響で雲が発達する所がありますが、にわか雨程度で大雨の心配はなさそうです。
最終日の14日(月):スポーツの日は、高気圧の中心が東の海上へ移り、西日本では天気は下り坂となる見込みです。ただ、東海地方では高気圧圏内が続くため、最終日も秋晴れとなりそうです。

3連休は日差しに恵まれるため、グングン気温が上がるでしょう。屋外のレジャーやイベントに行かれる方は、暑さ対策をしっかりとするようにしてください。

●今朝(11日)は多くの地点で今シーズン最も気温が下がった

今朝(11日)は、名古屋で15.4℃まで下がるなど、今シーズン最も気温が下がった所が多くなりました。岐阜県の山間部のアメダス地点では、ここ数日、最低気温が10℃を下回るようになってきています。

朝晩と昼間の気温差が大きい時期です。3連休も天気に恵まれるため放射冷却が効いて、朝は、今朝(11日)と同じくらい空気がひんやりしそうです。カーディガンなどの羽織る物や、場所によってはコートが必要なくらいの気温となるでしょう。行き先の天気に加え気温もチェックして、服装選びは慎重になさってください。
ただ、連休明けは、この時期としては暖かな空気が入るため、気温の下がり方は鈍くなる見込みです。季節は確実に進んでいますが、この先も、秋の深まりはゆっくりでしょう。また、今年の紅葉の見頃は、東海地方では平年より遅い所が多くなりそうです。

●紅葉が進む気象条件

紅葉の色づきは気象条件と、葉の中にある色素が深く関わっています。葉を紅く染めるアントシアニンという赤い色素の割合が増えるには、適度な寒さが必要だからです。

紅葉は1日の最低気温が8℃を下回ると進み、最低気温が8℃を下回るようになって約3週間できれいに色づくといわれています。

紅葉の名所と呼ばれるような場所は、一般的に標高の高い場所に位置していることが多いですが、標高が高くなるほど気温が低く、100メートルごとに気温が約0.6℃下がります。このため、山では平地よりも早い時期から紅葉が進みます。

●週間天気 連休明けは短い周期で天気変化

連休明けは、短い周期で天気が変わるでしょう。15日(火)は天気は下り坂で、次第に曇り空へ変わりそうです。16日(水)から17日(木)は、湿った空気や本州付近を通過する気圧の谷の影響で、曇りや雨となるでしょう。18日(金)は、高気圧に覆われて、晴れ間が戻る見込みです。
カラッとした暑さから一転、連休明けは湿った空気が入るため、少しムシムシしそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士