関西では、来週初めにかけて雲の広がりやすい日が多いですが、それでも最高気温30℃以上の真夏日になる所が多いでしょう。2日(水)ごろからは、湿った空気の影響で広く雨が降る見込みです。フィリピンの東で発生する新たな台風の影響を受ける可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。

●新たに発生する台風 来週後半に関西へ影響する可能性

9月も残りわずかですが、日本の南の海上は海面水温が高く、東寄りの風と西寄りの風がぶつかりあって、台風のたまごである熱帯低気圧が発生しやすくなっています。
マリアナ諸島にある熱帯低気圧は、今日27日(金)午後3時に台風17号となりました。
関西に影響する可能性があるのは、沖縄の南にある熱帯低気圧です。明日28日朝までにフィリピンの東で台風18号となる見込みで、その後も発達を続けながら10月2日(水)にかけてフィリピンの東~沖縄の南の海上を北上するでしょう。その先の進路にはまだブレがあり、動向に注意が必要です。
また、台風が近づくタイミングで西日本付近に前線が延びる可能性があり、その場合、台風が関西から離れていても雨の強まる所が出てくるかもしれません。

●1日(火)まで30℃以上の所が多い 2日(水)~広く雨 最新の情報に注意

関西では、明日28日(土)~30日(月)にかけて雲が多く、変わりやすい天気になりそうです。
明日28日(土)は、北部を中心に一部でにわか雨があるでしょう。29日(日)と30日(月)は、南部や滋賀県を中心に雨の降る所があり、雷を伴ってザッと強く降る可能性があります。また、日差しは少なくても最高気温は30℃前後の所が多く、朝晩も気温が下がりにくいでしょう。
10月1日(火)はこの期間で最も晴れやすく、貴重な日差しとなりそうです。日中の気温は各地で30℃を超え、京都では33℃まで上がるなど暑さが厳しくなるでしょう。
2日(水)以降は、湿った空気の影響で、広い範囲で雨が降りやすくなる見込みです。

来週後半は、台風の進路や前線の位置によって、天気や気温が大きく変わってきますので、こまめに天気予報を確認するようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士