彼岸の入り前日となる今日18日も、西日本と東日本で猛烈な暑さとなりました。東京都心では82年ぶりに最も遅い猛暑日記録を更新するなど、各地で異例の残暑となっています。もう数日は同じような状況が続きますが、長く厳しすぎる暑さの出口もようやく見えてきました。

●東京都心など最も遅い猛暑日に 福岡県太宰府市は60日目の猛暑日

今日18日も、西日本と東日本は猛烈な暑さに見舞われました。全国で最も気温が上がったのは、京都府舞鶴市の37.9℃、次いで福岡県朝倉市の37.8℃、そのほか全国約130地点で猛暑日となりました。


東京都心では、1942年以来、82年ぶりに最も遅い猛暑日記録を更新したほか、以下の主要都市でも記録を更新しました。
※()内は過去の最も遅い猛暑日・記録年

・東京都心  (9月12日・1942年)
・さいたま市 (9月14日・2023年/2024年)
・名古屋市  (9月16日・2023年/2024年)
・岐阜市   (9月16日・2023年/2024年)
・京都市   (9月17日・2024年)
・奈良市   (9月16日・2023年)
・岡山市   (9月17日・2024年)
・鳥取市   (9月17日・2023年)

また、福岡県太宰府市では、今日で60日目の猛暑日となり、国内の最多記録を再び更新しています。

●暑さ寒さも彼岸まで 猛烈な暑さもようやく終止符

明日19日は彼岸の入りです。昔から暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年もことわざ通りになりそうです。

北海道は過ごしやすいくらいの日が多く、21日と22日は昼間でもひんやりするでしょう。東北は20日から21日にかけて、気温の変化が大きくなる見込みです。関東から九州は20日まで猛烈な暑さが続き、今日の記録をさらに更新する所もあるでしょう。ただ、3連休以降はようやく猛烈な暑さが落ち着き、30℃に届かない日もある見込みです。

22日は二十四節気の「秋分」です。本来であれば、「立秋」から「秋分」までの暑さを残暑と言いますが、今年は秋分を過ぎてからようやく例年の残暑と言える気温になりそうです。

●熱帯夜も出口へ 来週は朝晩25℃を下回るように

北海道と東北は、朝晩は20℃を下回る日が多く、北海道では冷える日もあるでしょう。標高が高い場所では、そろそろ霜が降りるくらいになってきそうです。

関東から九州は、あと数日は熱帯夜が続きますが、来週には25℃を下回るようになるでしょう。エアコンなしで眠りにつける日も、ようやく近づいてきました。

情報提供元: tenki.jp日直予報士