北海道 最低気温がこの秋全国初の5℃未満も 明日14日朝は内陸を中心に肌寒い
明日14日朝の道内は、内陸を中心に肌寒くなるでしょう。今日13日は、北海道付近は気圧の谷が通過しており、上空に寒気が流れ込んでいます。この寒気の影響に加え、気圧の谷の通過後は高気圧の圏内となって広く晴れるため、13日夜から14日朝にかけての放射冷却現象が強まって気温が下がる見込みです。今シーズン全国で初めての最低気温5℃未満となる所もありそうです。
●今シーズン初めての最低気温5℃未満も
今日13日の北海道付近は、気圧の谷が通過して局地的に雨が降り、一時的に雨脚が強まりました。北海道付近にはこの気圧の谷の通過によって上空には10月上旬並みの寒気が流れ込む見込みです。
明日14日朝の北海道付近は高気圧に覆われて広く晴れるため、夜間の放射冷却現象が強まるでしょう。上空の寒気と放射冷却現象により、内陸を中心に気温が下がる見込みです。上川地方の上川では明日朝の最低気温が3℃の予想です。
今年は8月以降、昨日12日までに富士山を除く全国の気温を観測しているアメダスの最低気温は、9月10日に宗谷地方の稚内市沼川で観測された5.9℃で、今シーズンはまだ全国で最低気温が5℃未満になった所はありません。明日朝は今シーズン初めての5℃未満が観測されそうです。なお、異例の暑さとなった昨年2023年に8月以降初めて5℃未満を観測したのは、9月21日でした。
札幌では明日朝の最低気温は13℃の予想で、今シーズン初めて15℃を下回る見込みです。寝冷えなどしないよう、昨夜までより暖かくしてお休み下さい。
この冷え込みで山の紅葉も進みそうです。
●明日は晴れるが、秋の空気 天気の移り変わりは早く、夜には雨が降る
明日14日日中は、道内は広く晴れる見込みです。日差したっぷりで、風も弱く穏やかに経過し、外出や行楽などにもよい日和となるでしょう。
上空には9月下旬並みの寒気が居座るため、日中の最高気温はほぼ平年並みとなる見込みです。札幌の最高気温は23℃の予想です。もし道内で最高気温が25℃以上の地点がなければ、6月26日以来となります。秋らしい空気となるでしょう。
なお、天気の移り変わりは早く、明日夕方以降は次第に雲に覆われ、夜には雨が降り出す見込みです。帰りの時間が遅くなる方は雨具が必要です。雨は明後日15日午前にかけて続き、道南や道東を中心に大雨となる恐れがあります。大雨による土砂災害などに注意が必要です。