台風13号は14日(土)から15日(日)頃にかけて、暴風域を伴い、強い勢力で南西諸島に接近する予想です。沖縄や奄美は猛烈な風・猛烈なしけ・大雨の恐れ。台風13号とは別に新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生して北上する可能性もあります。記録的な残暑となっていますが、猛暑の出口も見えてきました。

●台風13号　強い勢力で3連休に沖縄・奄美を直撃の恐れ

台風13号は、海面水温の高い海域を進み、発達しながら北西へ進むでしょう。14日(土)から15日(日)頃にかけて、暴風域を伴い、強い勢力で南西諸島に接近する恐れがあります。

沖縄や奄美は14日(土)から15日(日)頃にかけて猛烈な風が吹き荒れるでしょう。一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散したりする恐れがあります。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。海上は猛烈なしけとなりますので、海岸付近に近づかないでください。また、台風本体の活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

15日(日)頃は西日本の太平洋側を中心に台風周辺の湿った空気が流れ込み、所々で雨や雷雨になるでしょう。台風から離れている地域でも天気の急変に注意が必要です。

●新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)も発生か

南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっています。台風13号とは別に新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生し、来週後半に北上してくる可能性があります。

本州付近には秋雨前線が延びる予想で、前線に向かって熱帯擾乱周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、本州付近も広く雨が強まる恐れがあります。まだ予想に幅があるような状況ですので、最新の情報をご確認ください。

●秋雨シーズン　ようやく猛暑は収まる

20日(金)以降も秋雨前線や湿った空気の影響で、本州付近は雨が降りやすいでしょう。沖縄も雨の降る日が多くなりそうです。

日差しが少なくなり、秋の空気も入るため、最高気温は30℃に届かない所が多くなるでしょう。今年は記録的な残暑となっていますが、ようやく猛暑が収まりそうです。

情報提供元： tenki.jp日直予報士