東海地方は、3連休にかけても晴れ間が出ますが、所々で急な雨や雷雨となる所があるでしょう。また、台風シーズンが続いています。日本の南海上で熱帯低気圧や台風が発生しやすいため、最新の台風情報にも注意が必要です。

●2週間天気前半:10日(火)~16日(月) 局地的な大雨に注意

しばらく、広い範囲での天気の崩れはなさそうですが、急な雨や雷雨となる所があるでしょう。特に、今日9日と明日10日は、暖かく湿った空気が入りやすい三重県南部を中心に、雨雲が発達することがありそうです。また、週末頃からは、熱帯由来の暖かく湿った空気が日本に流れ込む可能性があります。3連休のお出掛けは、最新の天気予報を確認するようにしましょう。局地的な大雨に注意してください。

●厳しい残暑が続く

今日9日は、三重県に「熱中症警戒アラート」が発表されています。この先も、夏の空気に覆われ、平年より気温の高い状態が続くでしょう。最高気温は連日のように、名古屋や岐阜で35℃前後まで上がるなど、厳しい残暑が続く見込みです。運動会の練習など屋外の活動は、熱中症に厳重に警戒するようにしてください。

●2週間天気後半:17日(火)~22日(日) 朝晩は秋の気配も

3連休明けの17日(火)は、晴れ間もありますが、雲が多いでしょう。その先は、湿った空気や秋雨前線の影響で、スッキリしない天気が続きそうです。雲が多く、雨の降る時間もあるでしょう。また、新たな熱帯低気圧や台風などの熱帯擾乱が発生する可能性があり、今後の台風情報には引き続き注意してください。
最高気温の上がり方は鈍くなりますが、湿度が高くムシムシするでしょう。また、来週末の最低気温は21℃~22℃くらいの所が多く、朝晩はやっと涼しく感じられそうです。昼間との気温差が大きくなるため、カーディガンなど羽織る物は早めに準備しておくと安心です。

●台風シーズン続く

例年、台風シーズンは10月頃まで続く見込みです。東海地方への台風の接近数(平年値)は、8月が0.8個、9月が1.2個、10月が0.7個と、9月をピークに多くなっています。台風10号のように、台風を流す上空の風が弱いと不安定な経路をとる傾向になりますが、9月以降は日本付近を通ることが多くなります。更に、秋雨前線と台風によって、東海地方に大雨がもたらされることもあります。ハザードマップや備蓄品の確認など大雨への備えは、日頃からしておきましょう。

※「東海地方に接近した台風」とは、台風の中心が静岡県、愛知県、岐阜県、三重県のいずれかの気象官署等から300 km以内に入った場合としています。

情報提供元: tenki.jp日直予報士