今日8日、関東地方は大気の状態が不安定になっており、平野部でも所々で雨雲や雷雲が湧いています。今夜にかけてもあちらこちらで雨や雷雨となり、局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。明日9日も所々で雨や雷雨になりそうです。

●今日8日　関東の所々に雨雲や雷雲

今日8日、前線が日本海から北陸、東北を通り、日本の東へ延びています。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気と日中の気温上昇や上空の寒気の影響で、関東地方は大気の状態が不安定になっています。

16時00分現在、関東北部の所々に雷雲が湧いており、落雷も発生しています。南部でも埼玉県に発達した雨雲がかかっています。

今夜遅くにかけて、所々で雨や雷雨になるでしょう。局地的には非常に激しい雨が降りそうです。低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に注意・警戒してください。落雷や突風にも注意が必要です。

●明日9日　南部を中心に雨や雷雨

明日9日も関東付近に前線が停滞するでしょう。大気の状態が不安定になりそうです。

雲が広がりやすく、夕方から夜のはじめ頃にかけて、南部を中心に雨が降るでしょう。雷を伴って、雨脚の強まる所がありそうです。アンダーパスなど低い道路の冠水にご注意ください。

●ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士