東北は夏と秋のせめぎ合いで、秋雨前線の動き次第で天気や体感が変化しそうです。来週前半にかけては天気が周期的に変化して、前線が通過するタイミングで雨脚が強まる所もあるでしょう。前線の北と南で空気が入れ替わり、北部ほど秋の空気に包まれて、朝晩は涼しい日が増えそうです。来週後半からは天気がぐずつきやすく、前線の活動によっては雨が強まる可能性もあります。この先は一日の寒暖差や雨の降り方にご注意ください。

●【前半】天気周期変化 夏と秋のせめぎ合い

明日6日(金)は秋雨前線が東北地方を南下するでしょう。午前中は青森と秋田を中心に雨が降り、ザッと雨脚が強まる所もありそうです。日差しが届く東北南部は気温が上がり、福島は最高気温が34度と猛暑日に迫る暑さでしょう。熱中症対策は万全にしてお過ごしください。
明後日7日(土)と8日(日)は、北部は広い範囲で晴れて、朝晩はヒンヤリと感じられるでしょう。一日の寒暖差に十分ご注意ください。一方、南部は前線の影響で雨が降ったりやんだりで、福島など局地的には強く降る可能性があります。土日のお出かけは折り畳みの傘を持ちましょう。
9日(月)には南部も秋の空気に入れ替わり、各地で秋晴れが期待できそうです。昼間は日差しで暑くても、朝晩は肌寒いくらいの所があるでしょう。服装で上手く調節してください。10日(火)も広く晴れますが、11日(水)からは再び前線の影響で雨が降りやすく、蒸し暑い体感も戻りそうです。

●【後半】秋雨前線停滞か 天気ぐずつく

13日(金)以降は秋雨前線が本州付近に停滞しやすく、東北も天気がぐずつきそうです。前線の動きや活動次第では、雨脚が強まることもあるでしょう。来週末は3連休を控えていますが、イベントなどは雨の影響を受ける可能性があります。まだ予報には幅がありますので、今後も最新の予報をご確認ください。
日差しが控えめなぶん残暑はいくらか落ち着き、朝晩は涼しい日が増えそうです。ただ、福島では日中の気温が30℃以上と真夏日がまだ続くでしょう。引き続き、熱中症や一日の寒暖差にお気を付けください。

●気温の変化は服装で上手く調節を

この先は、秋らしく一日の寒暖差が大きい日が増えそうです。昼間は半袖で過ごせても、朝晩は長袖シャツやカーディガンでちょうど良い日が多いでしょう。気温と服装の目安を参考に、重ね着などで上手く調節して下さい。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、風邪など引かないようお気を付けください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士