北陸 厳しい残暑いつまで 熱中症に警戒 後半は秋雨前線活発化か 2週間天気
北陸地方では来週前半にかけて厳しい残暑が続くでしょう。9月でも真夏並みの熱中症対策を心がけてください。また、来週後半は秋雨前線が活発化し大雨のおそれも。常に最新の気象情報をご確認ください。
●来週前半にかけて厳しい残暑 真夏並みの熱中症対策を
今日5日(木)の最高気温は、福井県坂井市春江で34.4℃と猛暑日一歩手前の厳しい暑さになったほか、福井から新潟の広い範囲で30℃以上の真夏日となりました。
6日(金)は前線が北日本を南下してくるため、新潟で天気が下り坂となるでしょう。前線に向かって南から暖かい空気が流れ込むため、福井から富山にかけては真夏日や猛暑日に迫る厳しい残暑が続く見込みです。
7日(土)と8日(日)は秋雨前線が停滞する影響で、新潟や輪島を中心に雲が広がりやすく雨の降る所があるでしょう。新潟や富山、輪島で一旦30℃を下回りますが、金沢や福井、敦賀では真夏日となる見込みです。
厳しい残暑は来週前半にかけて続き、特に11日(水)と12日(木)は夜間も気温が下がらず熱帯夜の所が多くなるでしょう。
北陸地方では本格的な稲刈りシーズンに入り、週末は各地で学校の体育祭なども各地で予定されています。屋外での活動は無理をせず、こまめな休憩や水分補給を心がけるなど、真夏並みの熱中症対策を心がけてください。寝苦しい夜は我慢せず、エアコン等で部屋を涼しくしましょう。
●12日(木)以降は秋雨前線が活発化か 熱帯擾乱の動向にも注意
来週12日(木)から週末にかけては秋雨前線が南下し、新潟から福井まで広い範囲で雨が降るでしょう。
また、日本の南海上に熱帯擾乱(台風または熱帯低気圧)も予想されています。熱帯擾乱が遠く離れていても秋雨前線を刺激して前線の活動が活発になると、北陸地方で大雨のおそれもあります。来週後半は前線や熱帯擾乱の動向に注意してください。
(熱帯擾乱の予想はまだ不確実性が大きいため、常に最新の予報をご確認ください。)
●2週間天気後半 3連休は新潟や富山を中心に雨 蒸し暑さ続く
2週間天気後半は秋雨前線や太平洋高気圧の周辺を回る湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。16日までの3連休は新潟や富山を中心に雨が降りやすい見込みです。
最高気温は30℃前後の所が多く、平年より高い状況が続く見込みです。まだ夏の空気が優勢で、湿度が高く蒸し暑い日が続きそうです。熱中症や食品の管理に引き続き注意してください。