中国地方は台風10号の影響が残り、土砂災害の危険度が岡山県と鳥取県で「注意」ランクになっています。そのほかの地域も一部で注意が必要になっています。(31日14時現在)
引き続き土砂災害に注意してください。

●降り始めからの降水量(28日13時から31日14時)

中国地方は台風10号の影響で全般に雨が降り、28日(水)13時から31日(土)14時までの降水量は山口県や広島県で200ミリを超えました。
また山口県東厚保や広島県内黒山、岡山県虫明などでは8月の平年の降水量を超えました。

【中国地方 降水量(上位3地点)】(28日13時から31日14時)
・山口県 和田 273.0ミリ
・山口県 鹿野 244.0ミリ
・山口県 宇部 243.0ミリ

●明日(9月1日)も山陰を中心に雨

山口県や広島県は全般に晴れるでしょう。しかし、島根県と鳥取県は雨が降り、岡山県も北部を中心に雨が降る見込みです。台風10号の動き次第で雨が予想より長引く可能性があります。鳥取県では28日からの降水量が200ミリ近くなる所があるかもしれません。今後も最新の情報を確認してください。
日中の最高気温は、広島と岡山では35度以上で暑さが厳しい見込みです。
山口と松江、鳥取は30度を超え暑いでしょう。湿度が高く、明日も体にこたえる暑さになりそうです。熱中症にお気をつけください。

●日頃からできる備え

自治体から公開されているハザードマップなどを利用し、生活圏のどこにどのような危険があるか把握し、避難場所や避難経路をチェックしましょう。
なおハザードマップは随時更新されますので、定期的に更新し最新の情報を利用してください。

非常用持ち出し袋などの防災用品の準備や防災用品の電池切れや使用期限が過ぎていないかなどの確認もしましょう。
いざという時にできるだけスムーズに行動できるよう普段から備えておくことが大切です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士