今日30日、台風10号が四国に接近するなか、近畿や北陸などで晴れ間が出ており、気温が上昇しています。大阪府堺市や新潟県三条市、上越市の高田では37℃を超えました。一方、雨が降り続いている東京は26℃前後で経過しており、最小湿度は96%です。

●台風10号は四国へ接近 日本海側中心に気温上昇

今日30日は、台風10号が四国に接近するなか、近畿や東海、北陸から北海道は日差しが届いています。気温は30℃を超えている所が多く、特に日本海側ではフェーン現象により猛烈な暑さとなっている所があります。

午後3時までの最高気温は、新潟県三条市で37.5℃、新潟県上越市と大阪府堺市で37.2℃と体温並みの暑さに。そのほか近畿や北陸の所々で35℃を超えています。

一方、九州や中国、四国は台風本体の雨雲がかかっており、関東も湿った空気が流れ込んで所々に発達した雨雲があります。日差しが少ないため、気温は30℃に届いていない所が多いものの、湿度が高く、ムシムシしています。東京都心は26℃前後で経過しており、午後3時までの最高気温は27.6℃、最小湿度は96%です。

●夜間も熱中症対策を

今夜から明日朝にかけても気温や湿度が高く、蒸し暑さが続くでしょう。室内では熱中症が発生するリスクが高まります。

夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。

① 寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。

② エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士