昨日(27日)は局地的に記録的な大雨となった道内ですが、今日(28日)も北海道の南海上に停滞する前線の影響で、雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨が降っています。明日(29日)以降も、道内は前線の影響を受けて、雨の降る日がありそうです。気になる北海道の週末にかけての天気を詳しく解説していきます。

●明日(29日)から9月1日(日)にかけての天気は?

明日(29日)の北海道付近は停滞する前線を含む気圧の谷の中となり、南からは暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。
明日の日中は道内の広い範囲で晴れ間が出る見込みです。雨は小康状態となり、外出などにもまずまずの日和となりそうです。しかし、夜には太平洋側で東部を中心に雨が降るでしょう。お帰りの時間が遅くなる際は、折り畳み傘などがあると安心です。

明後日(30日)~土曜日(31日)の北海道付近も、引き続き前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込みやすい見込みです。
明後日も日本海側とオホーツク海側では時折日差しがありますが、太平洋側は雲に覆われて、午後を中心に雨が降るでしょう。土曜日(31日)には太平洋側以外の地域にも雨の範囲が広がり、全道的に雨が降りやすくなりそうです。

また、台風10号は明後日から土曜日にかけて、北海道から離れた位置にある予想です。(28日時点)しかし、道内でも前線などの影響で、雨の降り方が強まり、太平洋側では東部を中心に雨の量が多くなる恐れがあります。台風が北海道から離れているからといって油断はできません。大雨による災害などもしもの時に備えて、今のうちに非常用品を確認する、排水溝回りの掃除を行うなど、対策を行っておきましょう。

日曜日(9月1日)は全般に天気が回復傾向で、日本海側とオホーツク海側を中心に晴れ間が戻る見込みです。28日時点の予想では、土曜日より日曜日の方がお出かけ日和という地域が多くなりそうです。しかし、台風10号の動き次第では日曜日以降にも台風による影響が長引く可能性もあるため、最新の気象情報を確認するようにして下さい。

●ムシムシする日はしばらく続きそう

日曜日にかけての予想最高気温は、全般に平年より3度ほど高くなる見込みです。札幌や旭川、帯広は30度前後まで上がる日もありそうです。札幌と旭川は明日、真夏日の予想となっており、もし30度まで上がれば、6日ぶりの真夏日となります。暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、湿度は全般に高めの見込みです。体感としてはムシムシと感じることもあるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士