中国地方 お盆も猛暑 午後は雷雨や激しい雨 後半は熱帯低気圧の影響で雨の降る日も
明日7日(水)は暦の上では秋ですが、中国地方はこの先も猛暑は収まらず、お盆も体温並みや体温超えの暑さでしょう。また、午後は雷雨や激しい雨になる所がある見込みです。天気の急変にもご注意ください。そして、お盆の後半は熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、雨の降る日がある見込みです。
●お盆後半は熱帯低気圧の影響を受ける可能性
お盆前半の14日(水)ごろにかけては、高気圧に覆われて大体晴れる見込みです。
午後は湿った空気や日射の影響で大気の状態が不安定となり、夕立の所があるでしょう。激しく降る恐れもあります。天気の急変にご注意ください。
お盆後半の15日(木)ごろからは、熱帯低気圧の影響を受ける見込みです。
「熱帯低気圧」とは、日本よりも南の海水温の高い海洋上で発生する低気圧で、台風までにはなっていないものの、接近時は暖かく湿った空気を運んできて、強風や大雨、高潮などをもたすらすことがあります。
今日6日(火)現在も、衛星画像を見ると、南西諸島付近や日本の南で渦を巻いたような雲が見られます。この先も新たに熱帯低気圧が発生するでしょう。
お盆後半は、まだ進路等に誤差が大きくあるものの、この熱帯低気圧周辺の湿った空気が中国地方にも流れ込む見込みです。雨や雷雨になる日があるでしょう。
熱帯低気圧の動向次第で、お盆後半の天気は変わりやすくなるため、最新の情報を確認するようにしてください。
●お墓参りは暑い時間帯を避けて
この先も、体温並み、体温超えの猛烈な暑さが続く見込みです。
お墓参りなど行く際は、日中の強い日差しが照り付ける暑い時間帯を避け、少しでも涼しい時間帯を選びましょう。
室内で過ごすときは、エアコンで涼しい環境にして、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする必要があります。高齢の方や小さな子供は暑さを感じにくくなるため、周りの大人が気にかけて、水分を定期的に補給してください。
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
もし熱中症になってしまったら、
・冷房の効いた部屋や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動してください。
・衣服をゆるめて、両側の首筋やわきの下、足の付け根などに冷やした水の入ったペットボトル氷枕などをあて、体を冷やしましょう。
・経口補水液やスポーツドリンクなどで水分や塩分を補給してください。
意識がなかったり、自分で水分をとることができない場合はすぐに医療機関で診てもらう必要があります。