8月最初の日曜 猛暑日地点300超え過去最多 体温超えの危険な厳暑いつまで
8月最初の日曜日、今日4日も災害級の暑さとなりました。猛暑日は300地点を超え過去最多(※)。4日連続で39℃超えとなりました。止まらぬ猛暑、警戒いつまで?
●猛暑日300地点超え 過去最多
8月最初の日曜日も、各地で危険な暑さとなりました。最高気温35℃以上の猛暑日は301地点と、今年最多を通り越し、過去最多(※)となりました。
全国1位は、桐生(群馬県)・江川崎(高知県四万十市)・島原市(長崎県)で39.2℃と、4日連続で39℃超えとなりました。また熊本市は38.8℃と観測史上1位タイとなりました。
東京都心は35.3℃と4日ぶりの猛暑日。横浜は35.3℃と、今日4日で猛暑日が11日となり、年間の猛暑日最多記録を更新中。東北でも所々で猛暑となり、岩手県盛岡市では35.2℃と今年初めて猛暑日となりました。
【最高気温(16時まで)】
札幌 22.9℃
仙台 33.9℃
金沢 34.0℃
東京 35.3℃(4日ぶりの猛暑日)
名古屋 37.9℃(11日連続の猛暑日)
大阪 38.3℃(4日連続の猛暑日)
高松 37.0℃(10日連続の猛暑日)
福岡 36.5℃(4日連続の猛暑日)
熊本 38.8℃(14日連続の猛暑日)
那覇 33.4℃
※アメダスが整備された1976年以降の記録です。
※最高気温の統計方法が異なることで、以下の特性が生じますのでご留意ください。
・2009年以前の真夏日・猛暑日の地点数は、2010年以降の真夏日・猛暑日の地点数と比べ相対的に少なくなります。
・2002年以前の真夏日・猛暑日の地点数は、2003年以降の真夏日・猛暑日の地点数と比べ相対的に少なくなります。
●今週 関東は体温超え暑さ少し収まる? 九州~東海は猛暑続く
今週は太平洋高気圧の張り出しが一時的に弱まり、湿った空気が入るため、関東などで連日ゲリラ雷雨に要注意となりますが、体温超えの危険な暑さはいったん収まりそうです。
ただ、九州~東海では強い日差しが照りつけ、明日5日(月)以降も、猛烈な暑さが続く見込みです。名古屋市では8日(木)まで38℃くらいまで上がり、体温超えの暑さが続く見込みです。
気象庁は今日4日「高温に関する全般気象情報」を発表。沖縄や奄美は8日(木)頃にかけて、西日本や東日本は11日(日)山の日頃にかけて気温の高い状態が続くでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。こまめな水分補給を心がけ、室内ではエアコンを使用し涼しくしてお過ごしください。
気温の上昇や湿った空気の影響で、午後は大気の状態が不安定になりそうです。急な雨や雷雨にも注意が必要です。
●お盆から再び災害級の暑さか
お盆の頃からは、再び太平洋高気圧が勢力を盛り返し、残暑も厳暑となりそうです。九州~北海道では、この先1か月程度、気温の高い状態が続くとして、気象庁は「長期間の高温に関する全般情報」を2日に発表しました。
例年7月下旬~8月上旬にかけてが、一年で一番暑い時期ですが、それ以上に暑い「厳暑」となる見込みです。
激しい運動は原則中止。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、暑さを感じにくい高齢者や小さなお子さんにはこまめに声かけするなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、夜も気温の下がり方が鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。日中だけでなく、夜の熱中症にも注意が必要です。エアコンは朝までつけっぱなしにする、寝る前やトイレにいった際は必ず水を飲む、枕元に水を置いておくなど、対策をとりましょう。