今日31日も猛烈な暑さとなった関東は、局地的に激しい雨が降り、大雨になっている所があります。宇都宮市では午後3時20分までの1時間に41.5ミリのバケツをひっくり返したような激しい雨を観測しました。宇都宮市ではたった10分間で22.5ミリの雨が降り、天気急変しています。

●関東 大気不安定 今夜にかけてゲリラ雷雨に注意

今日31日の関東は、暖かく湿った空気や気温の上昇によって、大気の状態が非常に不安定となっています。
午後は所々で雨雲が急発達し、局地的に大雨となっています。

宇都宮市では午後3時20分までの1時間に41.5ミリの激しい雨を観測しました。
宇都宮市では昼過ぎから日が差していましたが、午後2時40分から50分までのたった10分間で22.5ミリの雨を観測しました。栃木県にかかっていた活発な雨雲は南東に進み、茨城県を中心に流れ込んでいます。また、神奈川県にもあちらこちらに発達した雨雲がかかっています。

関東は今夜遅くにかけて、天気が急変する恐れがあります。
晴れていても急に空が暗くなってきたり、ゴロゴロと雷の鳴る音が聞こえてきたら、雷雲が迫っている証拠です。短時間に激しい雨が降ったり、雷が鳴ったり、ひょうや竜巻などの突風の恐れがあります。早めに安全な建物に避難するようにしましょう。帰宅時間帯となりますが、急な大雨や雷雨に十分ご注意ください。

●ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。

② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士