向こう1か月の北海道は、低気圧や前線、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気の影響を受ける時期があるでしょう。また、暖かい空気に覆われやすく気温は平年より高くなる見込みです。例年と比べて日中は蒸し暑く、また寝苦しい夜となる日が多くなる可能性があります。熱中症や食中毒には十分注意し、万全な暑さ対策を心がけてください。

●1週目(7月27日~8月2日)  曇りや雨の日が多いが気温は高め

この期間は天気は数日の周期で変わるでしょう。全般に前線や低気圧、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。

このため平年に比べて曇りや雨の日が多く、雨量が多くなる時季もあるでしょう。暖かい空気が流れ込みやすいため気温の高い状態が続き、特に8月1日頃からの5日間は、太平洋側ではかなりの高温となる恐れがあります。

体調管理はもちろん、農作物や家畜の管理などにも注意が必要です。

●2週目(8月3日~8月9日) 厳しい暑さに 万全な対策を

天気は数日の周期で変わるでしょう。引き続き暖かい空気が入りやすく、気温の高い状態が続く見込みです。前線や低気圧の影響はやや小さくなる見込みです。

例年7月下旬から8月上旬頃にかけてが1年で最も暑さが厳しい時期ですが、今年は厳しい暑さとなる恐れがあります。北海道でも猛暑日や熱帯夜が観測される可能性があります。

また、先日23日に今シーズン初の「熱帯夜」を観測、また「熱中症警戒アラート」が十勝地方に発表されました。日々発表される予想気温や熱中症警戒アラートなどを確認し、暑さへの対策を万全に行うようにしてください。

●3~4週目(8月10日~23日) お盆を過ぎても残暑は続きそう

天気は数日の周期で変わるでしょう。引き続き暖かい空気が入りやすく、気温の高い状態が続く見込みです。

北海道では、例年ではお盆を過ぎると秋らしい日が多くなってきますが、今年はお盆を過ぎても厳しい残暑となる日があるでしょう。連日続く暑さで体調を崩す可能性もあります。

しっかりと栄養や休息をとるなど体調の管理には十分注意しましょう。また、引き続き食中毒の発生しやすい状態が続きますので、食品の管理などにも十分な注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士