今日24日(水)は、大型で非常に強い台風3号が先島諸島に最接近。沖縄は暴風や高波、高潮による浸水や冠水、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重警戒を。台風から離れた九州から北海道も大気の状態が非常に不安定で、日本海側を中心に雨雲や雷雲が発達。あちらこちらで激しい雨や雷雨があり、局地的には「非常に激しい雨」が降ることも。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意を。太平洋側を中心に体にこたえる暑さが続きます。

●大型で非常に強い台風3号 朝から昼過ぎに先島諸島に最接近

大型で非常に強い台風3号は、今日24日(水)午前5時には西表島の南南西にあって1時間に20キロの速さで北西へ進んでいるとみられます。今後も非常に強い勢力を維持したまま北西へ進み、朝から昼過ぎにかけて先島諸島に最も接近する見込みです。

沖縄の先島諸島は断続的に雨で、昼過ぎにかけては局地的に非常に激しく降るでしょう。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、暴風が吹き荒れ、一部の住家が倒壊するほどの猛烈な風が吹くおそれがあります。屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要です。
本島地方も雨風が強く、局地的に激しく降るでしょう。

沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなり、先島諸島では猛烈なしけとなるでしょう。高波や高潮による浸水や冠水に厳重に警戒してください。

●九州から北海道 あちらこちらで激しい雨や雷雨 「非常に激しい雨」も

台風から離れた地方も油断できません。
日本海には前線を伴った低気圧があって東進しており、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。大気の状態が非常に不安定で、未明には広島県や北海道で非常に激しい雨を観測した所がありました。

九州や四国は日の差す所もありますが、夕方からにわか雨や雷雨があるでしょう。激しく降る所もありそうです。
中国地方や近畿は日本海側を中心に雨雲がかかりやすく、激しい雨や雷雨の所があるでしょう。
東海や関東甲信は時折強い日差しが照りつけますが、変わりやすい天気です。午後は局地的な激しい雨や落雷、竜巻などに注意が必要です。
北陸は発達した雨雲や雷雲がかかっており、夜にかけても激しい雨の降る所があるでしょう。落雷による停電や竜巻などの激しい突風などにも注意が必要です。
東北は日本海側を中心に雨で、局地的に非常に激しい雨が降って大雨となるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
北海道は夕方にかけて、広い範囲で雷を伴った激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨が降りそうです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

●猛暑続く 体温以上の危険な暑さも

注意が必要なのは雨だけではありません。
今日も太平洋側を中心に厳しい暑さが予想されます。

昨日に比べて雲がかかりやすいため、最高気温は昨日より低めの所が多くなっています。それでも九州や東海、関東などで猛暑日の所が多く、体にこたえる暑さが続くでしょう。静岡は38℃の予想で、体温を超える暑さです。

また、猛暑日とならない所でも湿気が多く、不快な蒸し暑さでしょう。極端な高温でなくても、湿度が高いと熱中症のリスクが高くなります。油断せず、エアコンや除湿器を使うなどして、室内の温度や湿度を調節しましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士