明日21日(日)も、西日本~北日本の広い範囲で猛暑と雷雨に注意が必要です。九州北部や近畿など梅雨明けはいつ?また、今日20日(土)15時にフィリピンの東で大型の台風3号が発生、来週は沖縄を直撃するおそれがあるため警戒が必要です。

●明日21日(日) 西日本~北日本は猛暑と雷雨に注意

明日21日(日)は、前線上の低気圧が日本海を北東へ進み、西日本~北日本にかけて湿った空気が流れ込む見込みです。

午前中を中心に晴れ間の出る所が多いですが、午後は所々で雨や雷雨となるでしょう。特に、前線に近い東北付近では、午後は再び断続的に雨が降り、局地的には1時間に40ミリ以上の激しい雨が降る見込みです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所では、少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要です。北海道も雲が多く、日本海側を中心に所々で雨や雷雨となるでしょう。

最高気温は、今日20日(土)以上に高くなる所が多いでしょう。35℃以上の猛暑日地点は、今日20日(土)の2倍の200地点を超える予想です。猛暑日が200地点を超えれば、今年初めて静岡で40.0℃を観測した7月7日以来となります。

●近畿など梅雨明け目前 危険な暑さと熱帯夜が続く

17日(水)は九州南部、18日(木)は東海と関東甲信、19日(金)は四国で梅雨明けとなりました(速報値)。近畿や中国地方は早ければ明日21日(日)、九州北部も週明けには梅雨明けの発表がありそうです。北陸や東北南部は23日ごろ、東北南部は8月2日ごろに梅雨明けとなりそうです。

この先、九州~関東では強い日差しが照り付け、猛烈な暑さが続く見込みです。ただ、「梅雨明け10日」といわれるような安定した夏空ではなく、気温が上がる午後を中心に所々でにわか雨や雷雨がありそうです。お子様が夏休みに入り、海・山・川など外のレジャーを予定されている方も多いと思いますが、屋外のレジャーは天気の急変に注意が必要です。

日差しと強い暖気の影響で、危険な暑さが続く見込みです。来週前半にかけては、広く最高気温35℃以上の猛暑日となり、内陸では体温超えの暑さとなるでしょう。名古屋も38℃と危険な暑さとなりそうです。

また、夜も気温の下がり方が鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。日中だけでなく、夜の熱中症にも注意が必要です。エアコンは朝までつけっぱなしにする、寝る前やトイレにいった際は必ず水を飲む、枕元に水を置いておくなど、対策をとりましょう。

●大型の台風3号発生 来週は沖縄を直撃か

今年は台風の発生が2個(19日まで)と少なく、5月以来、約2か月間も発生していませんでしが、今日20日15時、フィリピンの東で大型の台風3号「ケーミー」が発生しました。

今後、高い海面水温(30℃以上)の領域を北上するため急速に発達。風速25m/s以上の暴風域を伴いながら北上し、予報円の真ん中を進むと来週24日(水)~25日(木)に「強い」勢力で石垣島など先島諸島を直撃するおそれがあるため今後の動向に注意が必要です。

南シナ海にも熱帯低気圧があり、今後、24時間以内に台風に発達する見込みです。ただ、台風に発達したあともベトナム方面から大陸方面に進むため、日本への直接的な影響はない見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士