今日19日、気象庁は「四国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より2日遅い梅雨明けです。

●四国で梅雨明け 平年より2日遅い

今日19日、気象庁は「四国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
平年より2日遅く、昨年より3日遅い梅雨明けとなりました。

四国地方では今年は6月9日ごろに梅雨入りし、梅雨の期間は40日間となりました。きのうまでの45日間の降水量の合計は、徳島県や高知県など太平洋沿岸では平年並みかやや少なくなりました。
一方、香川県や愛媛県では、平年の1.5倍くらいとなった所が多く、愛媛県では土砂崩れが発生して大きな被害が出ました。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。

●暑さが続く 万全の熱中症対策を

梅雨明けした四国地方は、明日20日以降も晴れる日が続く見通しです。来週後半は湿った空気の影響で曇りや雨の所がありそうですが、蒸し暑い日が続きそうです。

今日19日は、四国四県に熱中症警戒アラートが発表されています。
明日20日以降も最高気温は35℃前後の予想で、明後日21日からは10年に一度レベルの高温が予想されています。また、夜も25℃を下回らない熱帯夜が続くでしょう。梅雨明け直後は特に熱中症にかかりやすいため、万全の対策が必要です。

●熱中症予防のポイント

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。

②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。

③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士