梅雨前線が北陸付近に停滞しています。15日(月・祝)にかけて、梅雨前線が北陸付近に停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が入り、大気の状態が不安定となるため、所々で雨雲が発達し、局地的な激しい雨に注意が必要です。発達した雨雲が停滞した場合は警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

●北陸に所々に発達した雨雲 1時間に30ミリ以上の激しい雨の所も

梅雨前線が北陸地方に停滞しています。14日(日)16時現在では、新潟県上越地方より西で所々で発達した雨雲がかかっています。局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨の降っている所もあります。

14日夜にかけては、新潟県中越地方や下越地方の一部にも発達した雨雲が流れ込むでしょう。局地的には1時間に30ミリの激しい雨の降る所がある見込みです。

●15日(月)にかけても梅雨前線が北陸付近に停滞 激しい雨に注意 予想降水量は

15日(月・祝)も、梅雨前線が北陸付近に停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、大気の状態が不安定となるため、所々で発達した雨雲が発生するでしょう。局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所がある見込みです。

15日18時までの24時間雨量は、新潟県や富山県の多い所で100ミリ、石川県でも多い所で80ミリの雨が予想されています。土砂災害や、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や突風にも注意してください。また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所では、少ない雨量でも土砂災害の発生するおそれがあります。

●「激しい雨」とはどれほどの雨なのか

「激しい雨」とは、1時間に30~50ミリの雨のことを言います。これは、バケツをひっくり返したように降る雨で、傘をさしていても濡れる程の雨になります。道路は川のような状態となり、アンダーパスなど低い所では冠水するリスクが高まります。また、高速運転時は車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなります。

このため、車の運転はスピードを控えるとともに、アンダーパスなど冠水しやすい場所を避けて運転する必要があります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士