今日10日は日が差している関東中心に気温が上昇し、千葉県など午前中から猛暑日も。日差しが控えめな所も湿度がかなり高く、蒸し暑くなっています。夜も気温があまり下がらず、寝苦しくなるため、就寝前に水分補給を。明日11日は前線南下で広く雨。日中の猛暑はおさまりそう。

●千葉県で午前中から猛暑日も

今日10日は、日の差している関東中心に気温が上昇しています。
正午までの最高気温は、千葉県市原市の牛久で36.3℃と全国で1番気温が上がっています。
千葉県鴨川市で36.1℃と今年一番の暑さとなり、香川県高松市では35.5℃と午前中から猛暑日になっています。

東京都心は正午までの最高気温が33.7℃、最小湿度は50%以上あります。日差しが控えめな所でも湿度は高く、かなり蒸し暑くなっています。

湿度が高いと、たとえ気温が低い場合でも、汗が乾きにくく熱中症にかかるリスクが高まります。午後もエアコンを適切に使用したり、喉が渇く前に水分補給をするなど、熱中症対策をしっかりと行ってください。

●寝苦しい夜 夜間の熱中症に注意

明日11日にかけて、梅雨前線が本州付近を南下する見込みです。前線の南下に伴って、雨の強まるエリアが日本海側だけでなく、太平洋側にも広がるでしょう。
今夜から広い範囲に雨雲がかかるため、夜間も気温が下がりにくく、かなり寝苦しい夜となるでしょう。九州から関東まで広い範囲で熱帯夜となる見込みで、東京の最低気温は27℃と今年最高になりそうです。夜眠る前に水分を補給するなど、夜間も熱中症対策を行ってください。

●明日11日にかけて梅雨前線が南下 日中は猛暑おさまる

明日11日は、九州から東海、北陸は断続的に雨が降り、局地的には非常に激しい雨が降りそうです。道路の冠水や土砂災害など十分ご注意ください。関東も明日11日は昼前後から雨で、激しい雨や雷雨になる所もありそうです。
一方、東北の雨は明日11日朝までで、次第に日が差す見込みです。北海道も広く晴れるでしょう。

明日11日は朝にかけても気温が高めですが、予想最高気温は、全国的に30℃前後でしょう。雨が続く西日本から東日本を中心に、今日10日ほど気温が上がらず、日中の猛暑はおさまりそうです。ただ、湿度が高いため、引き続き熱中症には十分ご注意ください。

●夜間の熱中症対策

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。

① 寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。

② エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士