今日7日、九州から関東を中心に、まるで梅雨が明けたかのように強い日差しが照り付けています。午後1時過ぎ、静岡市で気温が40.0℃を観測しました。夏のリハーサルは、明日8日も続くでしょう。ただ、梅雨前線は日本海に復活しています。夏のリハーサルは間もなく終了し、梅雨末期の大雨に注意、警戒が必要になります。不快な暑さが続くでしょう。

●夏のリハーサル 本番さながら 明日は関東の内陸で40℃に迫る予想

今日7日、九州から関東付近は夏の太平洋高気圧に広く覆われて、まるで梅雨が明けたかのように強い日差しが照り付けています。
午後1時過ぎ、静岡市で気温が40.0℃まで上がりました。国内では、2018年から7年連続で、最高気温40℃以上が観測されました。

明日8日も、九州から関東付近では、夏のリハーサルが、本番さながらで続きます。
最高気温は、関東の内陸で40℃に迫る所がある予想です。東京都心や名古屋、福岡市など35℃以上と、危険な暑さが続くでしょう。外出はできるだけ避け、室内でもエアコンを使用するなど、涼しくしてお過ごしください。夏の夕立のように、急に雨雲や雷雲がわくこともあるでしょう。空模様の変化にお気をつけください。

●夏のリハーサルが終わると梅雨末期の大雨に警戒 不快な暑さ

ここ数日見られなかった梅雨前線ですが、日本海に復活しています。梅雨前線は次第に南下し、本州付近に停滞するでしょう。夏のリハーサルは間もなく終了し、向こう一週間程度、九州から東北の日本海側を中心に、度々発達した雨雲がかかり、大雨になる恐れがあります。梅雨末期の大雨に注意、警戒が必要です。今後、最新の気象情報をご確認ください。

9日以降は、暑さが収まるとまでは言えなくても、日中の猛烈な暑さのピークは過ぎる見込みです。とはいうものの蒸し暑く、熱帯夜が続く所があるなど、不快な暑さが続くでしょう。夏のリハーサルが終わったとしても、夜でもエアコンを使用するなど、引き続き熱中症対策が必要です。

●夜間の熱中症対策

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。

①寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。

②エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士