今日25日は、曇りや雨の所が多くなっています。午前中から気温も湿度も高く、かなりの蒸し暑さです。部屋の中では適度にエアコンを使用するなど熱中症に警戒してください。今後の暑さのピークは7月初め。太平洋高気圧が一気に張り出し日中は厳しい暑さ。夜間の熱中症にも注意。

●今日25日もかなり蒸し暑い 熱中症警戒

今日25日(火)は、九州南部から四国の沿岸に梅雨前線が停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。九州や四国、東北で雨が降っているほか、雲に覆われている所が多くなっています。

午前11時30分までの最高気温は、静岡市で33.7℃、千葉県市原市の牛久で32.5℃、富山市で30.8℃まで上がっています。
東京都心も最高気温は31.2℃まで上がり、最小湿度が70%以上となっています。日差しが控えめな割には気温も湿度もかなり高いために、かなり蒸し暑く感じられます。また、福岡市では27.1℃、札幌市は22.8℃となっています。

今日25日(火)は昨日24日(月)ほどの猛暑にはならないものの、熱中症には引き続き警戒が必要です。
部屋の中では適度にエアコンを使用するなど熱中症に十分対策を行ってください。

●週末から再び暑く 7月初めは猛暑へ

この先も蒸し暑い日が続く見込みです。
今週末からは全国的に気温が上昇しやすくなり、29日(土)、30日(日)は札幌市など北海道も含めて広い範囲で真夏日となるでしょう。
東北から九州にかけての今後の暑さのピークは、7月初めとなりそうです。太平洋高気圧が一気に北へ張り出し、日中は32℃前後まで気温の上がる所が多く厳しい暑さとなるでしょう。関東の内陸部では35℃に迫りそうです。

●夜も気温下がらず 来週は熱帯夜続く

また、気温が高いのは日中だけではありません。夜も気温が下がりにくく、いよいよ来週は熱帯夜となる日が増えるでしょう。
最低気温を見ると東京都心やさいたま市、大阪市、福岡市など25℃以上の日が続く見込みです。

夜も熱中症に気を付ける必要があります。時間帯を問わず、暑さを我慢しないように心がけましょう。

●夜間の熱中症対策

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。

① 寝る前に水分補給をしましょう。

熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。

② エアコンを上手に使いましょう。

熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士