今日19日(水)は梅雨前線が南へ下がり、近畿地方は各地で青空が広がっています。ただ、こうして広い範囲で晴れるのは、あとわずか。梅雨前線は徐々に北上し、22日(土)以降は前線周辺の雨雲が、近畿地方にかかりやすくなるでしょう。近畿地方は22日(土)頃に、平年より2週間以上遅れての梅雨入りとなりそう。梅雨入り早々雨が強まる恐れもあります。

●今日19日(水) 梅雨前線は関西から離れた南の海上に

今日19日(水)は梅雨前線が南へ下がり、近畿地方は朝から広く晴れています。このあと午後も晴れが続き、日中は気温が35℃近くまで上がる所もあるでしょう。ただ、梅雨前線が近畿地方から離れた所に停滞するのは、あとわずか。本格的な雨のシーズンは、すぐそこまで迫っています。

●22日(土)頃から梅雨前線が関西付近に停滞

梅雨前線は22日(土)頃から、近畿地方の近くに停滞する見込みです。このタイミングで、遅れていた近畿地方の梅雨入り発表がありそうです。前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込むため、梅雨入り早々前線の活動が活発化し、大雨となる恐れもあります。

●22日(土)頃から本格的な雨のシーズンへ

明日20日(木)、明後日21日(金)は、まだ近畿地方の中部や北部を中心に晴れ間があり、広い範囲で雨が降ることはなさそうです。一方、22日(土)以降は雨が降ったりやんだりの状態がしばらく続くでしょう。たびたび梅雨前線の活動が活発になり、雨の強まりやすい状態が長引く可能性もあります。
前線の位置の予想にはブレもあるため、最新の情報を確認なさってください。

●梅雨入り前に備えを

本格的な雨のシーズンがやってくる前に、ぜひ備えをなさってください。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。

② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士