今日14日(金)は、朝から早いペースで気温が上昇しています。鳥取市では午前9時前に気温が30℃以上となり、群馬県高崎市(上里見)や千葉県市原市(牛久)でも午前9時半までに30℃を超えました。今日は九州から東北の広い範囲で30℃以上の真夏日が予想され、近畿や関東の内陸部では35℃以上の猛暑日となる所も。厳しい暑さが長い時間続くため、熱中症に厳重警戒を。

●気温の上昇ハイペース

今日14日(金)は、朝から早いペースで気温が上昇しています。鳥取県鳥取市や米子市、倉吉市では午前9時前に気温が30℃以上になりました。その後、9時半までに群馬県高崎市(上里見)や千葉県市原市(牛久)でも30℃を超えて、東京都練馬区や群馬県前橋市などで30℃目前となっています。

東京都心は、昨日の午前9時の気温は22.9℃でしたが、今日の午前9時には27.6℃と、昨日より5℃くらい高くなっています。

●内陸部で猛暑日も

今日は九州から東北の広い範囲で30℃以上の真夏日が予想され、真夏日地点数は今年最多となりそうです。近畿や関東の内陸部では35℃以上の猛暑日となる所もあるでしょう。
今年これまでに猛暑日を観測したのは、今月12日(水)の福島県伊達市(梁川)と、13日(木)の福岡県久留米市の2か所のみ。もし今日、近畿や関東で猛暑日が観測されれば、それぞれの地方で今年初めてのことです。

今年これまでで一番の暑さになる所があるうえに、早い時間から気温が上がっていることにより、厳しい暑さが長い時間続きます。まだ6月だからと油断せず、真夏並みの暑さ対策をしてお過ごしください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士