東北2週間天気 前半は季節外れの暑さ 後半は梅雨の気配が漂う 大雨への備えを
この先の東北地方は、19日(水)にかけては晴れる日が多く、季節外れの暑さとなるでしょう。こまめな水分補給やエアコンの活用など、熱中症対策を心がけてください。20日(木)以降は曇りや雨の日が多くなり、長雨の季節が到来する見通しです。
●暑さのピークは14日(金) 内陸部では35℃以上の猛暑日の恐れも
明日12日は、おおむね晴れますが、東北南部ほど変わりやすい天気となるでしょう。午後は山沿いを中心に雨や雷雨の所がありそうです。落雷や突風、急な強い雨などに注意してください。
13日(木)から14日(金)にかけても広く晴れますが、午後は東北南部や山沿いを中心に急な雨や雷雨の恐れがあります。特に、13日(木)は雷雲が発生しやすく、天気の急変に注意が必要です。
15日(土)になると、梅雨前線が本州付近まで北上する予想です。東北地方は天気が下り坂で、午後は南部を中心に雨の降る所があるでしょう。16日(日)の朝にかけて雨の範囲が広がり、雨や風が強まる恐れがあります。太平洋側の海上を中心に強風や高波にお気を付けください。
この先は、強い日差しや南から流れ込む暖かな空気の影響で、季節外れの暑さが予想されます。山形や福島では最高気温が30℃以上の真夏日の日が多く、14日(金)は福島で34℃と猛暑日に迫る暑さになる予想です。喉が渇く前から水分補給を心がけ、汗を大量にかいた場合は、塩分補給も忘れないでください。
●長雨の季節へ 大雨への備えを万全に
19日(水)は広い範囲で晴れて、東北南部では真夏日の所があるでしょう。20日(木)以降は日差しが少なくなり、曇りや雨の日が多くなりそうです。予報にはまだ幅がありますが、20日(木)から21日(金)にかけては、日本海から近づく低気圧の影響で広く雨が降る予想です。雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。
梅雨前線の北上に伴い、水蒸気をたっぷり含んだ夏の空気が優勢となりそうです。ジメジメとした不快な暑さの日が増えるため、熱中症や食品の管理(食中毒)に注意が必要です。
東北地方でも長雨の季節が近づいていますので、「梅雨入り前にしておきたい準備」を事前に確認してください。
●梅雨入り前にしておきたい準備
梅雨入り前の貴重な日差しが届く日に、やっておきたいことをまとめました。
①布団干しや洗濯
布団やシーツなど大きなものは、すっきり晴れる日に干しておきましょう。
結露で湿りやすいカーテンもカビ対策に洗っておくと、気持ちよく梅雨を迎えられそうです。
②水回りのそうじ
お風呂や洗面所、キッチンなどもカビが生えやすいですね。晴れて空気の乾燥した日にそうじをしておきましょう。
排水溝やタイルの目地などを漂白しておくと良さそうです。
③換気
押し入れや下駄箱などは普段から湿気がたまりやすい場所です。晴れた日に扉を開け、中の湿気を追い出しましょう。
扇風機で空気を送ると効率的に換気できます。仕上げに吸湿材を入れてると湿気を予防できます。
④大雨の備え
梅雨の大雨に備え、自宅や学校・職場などの近くの危険な場所や避難場所をハザードマップで確認しましょう。
側溝の掃除や、避難用品の確認も大切です。着替えは夏物か、食品の期限なども見ておきましょう。
梅雨の季節を少しでも快適に、そして、安全に過ごすために、参考になさってください。