東海地方は、明日11日から連日のように最高気温30℃以上の真夏日になる所もあるでしょう。一段と暑くなるため、熱中症や食品の管理にも十分注意してください。14日(金)まで晴れる日が多く、梅雨入りはその先になりそうです。

●2週間天気前半:11日(火)~17日(月)

14日(金)にかけて、前線は本州から離れた所に停滞するため、東海地方は前線の影響を受けにくいでしょう。山地でにわか雨がある程度で、広い範囲で晴れ間が期待できそうです。また、明日11日以降は、一段と暖かな空気が本州付近を覆うため、気温の高い状態が続きそうです。

愛知県や岐阜県の内陸部を中心に最高気温30℃以上が続出する見込みです。名古屋や岐阜、多治見では、明日11日から最高気温30℃以上の真夏日が続くでしょう。東海地方の10日間熱中症情報では、「厳重警戒」または「警戒」の日が続く予想です。こまめに水分や休憩をとるなどして、熱中症対策を日々心がけるようにしてください。

次の週末、15日(土)になると、太平洋高気圧が強まって前線が本州付近に北上してくる見込みです。15日(土)から16日(日)は東海地方の広い範囲に雨雲がかかるでしょう。平年(6月6日ごろ)よりも遅れている梅雨入りですが、梅雨入りの一つのタイミングになりそうです。ただ、雨は一時的で週明けの17日(月)は再び晴れ間が戻るでしょう。

●学校生活で熱中症に注意したいポイント 登下校

バスを待っているときや徒歩での移動中など、登下校は直射日光を避けこまめに水分をとるようにしましょう。学校や家に着いてから熱中症の症状が出る場合もあります。周りの大人たちが登下校中や学校到着後、帰宅後の子どもの様子を確認し「熱中症の症状が出ていないか」気にかけることも大切です。

予防・対策には以下のポイントがあります。
① 帽子をかぶり、日傘をさすことで直射日光をよけましょう。なるべく日かげを選んで歩くようにしてください。
② 水筒などで飲み物を持ち歩き、のどの渇きを感じる前に水分をこまめにとりましょう。授業や登下校などで大量に汗をかいた場合は、適度な塩分補給も忘れないでください。
③ 学校や家に着いた後に熱中症の症状が出る場合があるため、学校到着後・帰宅後はできるだけ涼しい環境で体を休めてください。少しでも気分が悪く感じたら、友達や先生などの大人にすぐに伝え、状態によっては周りの大人が病院に連れて行きましょう。
④ 暑さ対策グッズを上手に利用し、体を冷やしましょう。

●2週間天気後半:18日(火)~23日(日)

18日(火)以降は、本州付近に停滞する前線や湿った空気の影響を受ける日が度々ありそうです。曇りや雨の日が多くなり、スッキリしない日が続くようになる見込みです。この期間までには、梅雨入りの発表があるでしょう。

日差しが少なくても、最高気温30℃以上の真夏日が続く所もありそうです。ムシムシとした不快な暑さの日も多くなるため、体調を崩さないよう気をつけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士