今日6日も晴れ間が出ますが、西日本を中心に雲が増えそう。寒気の影響を受ける九州や四国を中心に、所々で雨雲が発達。急な強い雨や落雷・突風などに注意。関東周辺もにわか雨。

●西日本 大気の状態が不安定

今日6日も本州付近は高気圧に覆われますが、次第に東へ離れるでしょう。西日本の上空約5500メートルにはマイナス12℃以下の寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になりそうです。

九州北部や四国を中心に、気温が上がる午後は局地的に雨雲が発達するでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうが降るおそれもあります。空模様の変化にご注意ください。

●九州や四国など 局地的に雷雨

今日6日の各地の天気です。

沖縄は昼頃を中心に雨が降るでしょう。雷を伴って、雨脚が強まる所もありそうです。

九州は日の差す時間があっても、雲が広がりやすいでしょう。午後はあちらこちらで雨や雷雨となり、南部は夕方から雨の範囲が広がりそうです。傘を持ってお出かけください。

四国や中国地方、近畿は昼頃まで晴れ間が出そうです。ただ、次第に雲が厚みを増してきて、午後は山沿いを中心に所々で雨が降るでしょう。雷を伴ってザッと強く降ることもありそうです。

東海や関東甲信は、朝のうち雲が多い所も、次第に晴れるでしょう。ただ、午後は局地的に雨や雷雨となりそうです。北陸や東北は、おおむね晴れるでしょう。

北海道は、気圧の谷の影響で、午前中は日本海側で雨の降る所がありそうです。午後は晴れ間も出るでしょう。

●ムシムシとした暑さに

今日6日の最高気温は、沖縄や九州、四国、中国地方では25℃前後の所が多いでしょう。昨日5日より低い気温でも、ムシムシと感じられそうです。

近畿や東海、関東甲信は、広く25℃以上の夏日となり、平年並みでしょう。北陸や東北は25℃前後まで上がり、福島は28℃と内陸ほど暑くなりそうです。朝晩は涼しいですが、日中はこまめに水分をとるなど、熱中症対策を心がけてください。

北海道は、昨日5日より高く、15℃を超える所が多いでしょう。ただ、日中の気温の上がり方は鈍く、この時期としては低い気温となりそうです。北よりの風が強めに吹いて、ヒンヤリと感じられるでしょう。羽織るもので調節をしてください。

●天気急変のサイン

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。

① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士