今日2日 関東や北陸・東北を中心に雨雲発達 午後は激しい雨 突風やひょうにも注意
今日2日は上空に寒気が流れ込むため、東日本や北日本では大気の状態が非常に不安定。午後は局地的に激しい雨が降り、竜巻などの激しい突風やひょうが降るおそれも。雷の音が聞こえるなどしたら、安全な場所に移動してください。
●東日本・北日本 上空に寒気
今日2日は、上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進む予想です。東日本や北日本の上空5500メートル付近にはマイナス18℃以下と、この時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。地上と上空との気温差が大きくなることで、雨雲が発達しやすくなります。局地的に大雨となり、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにもご注意ください。
大気の不安定な状態は、明日3日も続くでしょう。
●東海から東北 午後は激しい雨も
今日2日は、九州から近畿では晴れ間が出ますが、所々で雨が降るでしょう。中国地方や近畿では雷雨になる所もあり、夕方にかけては天気の急変にご注意ください。
東海や関東甲信、北陸、東北は、断続的に雨が降るでしょう。山沿いだけでなく、午後は平野部でも発達した雨雲がかかり、雷雨や激しい雨の降る所がありそうです。アッという間に道路が冠水するおそれもあるため、雨雲レーダーなどで最新の情報を確認してください。
北海道は、おおむね晴れるでしょう。南西部の一部でにわか雨があるものの、強く降ることはなさそうです。
一方、梅雨前線が停滞する沖縄は、雨が降ったりやんだりするでしょう。夜は、先島諸島で激しい雨の降ることもありそうです。警報級の大雨となるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに十分ご注意ください。
●気温 前日より大幅ダウンの所も
最高気温は、昨日1日と同じくらいか低いでしょう。
沖縄は23℃くらいと、朝からほとんど横ばいとなりそうです。北よりの風が強まるため、実際の気温よりもヒンヤリと感じられるでしょう。
九州や四国は25℃以上の夏日の所もあり、広く平年並みの予想です。日差しのもとでは、汗ばむくらいの所もあるでしょう。近畿から関東は23℃前後の所が多く、暑さが収まります。前日より10℃ほど低い所もあるため、羽織るもので調節をしてください。
北陸や東北は、20℃前後の所が多いでしょう。仙台は、4月下旬並みとなりそうです。気温は日中もあまり上がらず、雨が降るといっそうヒンヤリと感じられるでしょう。
北海道は20℃を超える所もあり、この時期らしい陽気になりそうです。ただ、夜は再び冷えてくるでしょう。
●街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も川が増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によってドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。